詳細情報

1.ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ザッハーの主題/2.クリストバル・アルフテル(1930-):「eSACHERe」の主題による変奏曲/3.ハンス・ヴェルナーヘンツェ(1926-2012):カプリッチョ/4-5.コンラッド・ベック(101-1989):3つのエピグラムより/6-7.ハインツ・ホリガー(1939-):シャコンヌ/8.アンリ・デュティユー(1916-2013):ザッハーの名による3つのストロフより第1番 Un poco indeciso/9.ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):ザッハー変奏曲/10-12.ウォルフガンク・フォルトナー(1907-1987):主題と変奏(抜粋)/13.クラウス・フーバー(1924-):Transpositio ad infinitum/14.ルシアーノ・ベリオ(1925-2003):言葉は消える/15.アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ブネーニャ 第2番「パウル・ザッハーへのオマージュ」/16.ピエール・ブーレーズ(1925-):メサジェスキス

録音 1989年5月30-31日 リューベック カンマームジークザール

スイスの指揮者、作曲家パウル・ザッハー(1906-1999)は、ワインガルトナーに学び、指揮者としてデビュー。しかし大富豪の未亡人と結婚したことで巨額の富を手に入れたため、バーゼル室内管弦楽団を創立し、同時代の作曲家たちの作品を演奏、また作品を積極的に委嘱したことで知られています。彼が作品を委嘱した作曲家は数多く、このおかげで1900年代の現代音楽は飛躍的に発展したと言っても過言ではありません。このアルバムは1976年のザッハーの70回目の誕生日を記念し作曲された12の作品を、ロストロポーヴィチのマスタークラスの学生たちが演奏したものです。