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【男性ボーカル最注目株、ゲイツがマイルスに挑む】
マーク・マーフィーとカート・エリングを結ぶ中堅男性シンガーがジャコモ・ゲイツです。常に意欲的なアルバムを送りだしてくれる彼ですが、今回はニューヨークの名物シリーズ「ジャズ・アット・リンカーン・センター」での収録で、帝王マイルス・デイビスゆかりのナンバーに取り組んでいます。1940年代から50年代にかけてマイルスが極めつけの名演を残した(1)(4)(7)などに加え、80年代の「TUTU」に歌声を乗せた(6)まで選曲も幅広く、どんな曲でも歌いこなしてしまうゲイツの実力が見事に刻み込まれています。アレンジはゲイツとピアニストのジョン・ディ・マルティーノが担当。近年、再び脚光を浴びる男性ジャズ・シンガー界ですが、ゲイツこそその中心人物といえましょう。(jazzyellより)