品種指定 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
ワインタイプ | 赤ワイン |
液体容量 | 750 ミリリットル |
アルコール含有量 | 13.5 容量パーセント |
ブランド | ノーブランド品 |
商品パッケージ数 | 1 |
原産地 | ボルドー |
ビンテージ | 2021 |
風味 | ボディ,辛口 |
マルゴー最南端のラバルド村に位置し、メドックの格付け3級を誇るシャトー・ジスクール。その歴史は遡ること1330年代頃と言われており、またルイ14世が宮廷でジスクールを愛飲していた事が、文献に記されています。時勢と共に低迷期を迎えた時期もありますが、1952年タリー一族の投資により、時間は要したものの安定的なシャトーとして修復されたと言われています。そして1995年、オランダの事業家エリック・アルバダ・イエルヘルスマ氏が所有権を獲得。膨大な投資の元さらなる品質向上に繋がり、2000年代に見事に復活・再生を遂げ現在に至ります。銘醸ワインを造るうえでかかせないジロンド川からは少し離れていますが、その補いは敷地内に10haにも及ぶ巨大な人口湖。広大な森もあり適度な湿度と程よい風土に保たれています。そして敷地内で最も優良な畑は層が深い砂利質土壌。場所は小高い丘に位置し、なだらかな斜面。水捌けも抜群に良く日照に恵まれた方向を向いています。このような恵まれた好条件のテロワールは、ボルドーの歴史の中で「はずれ年」となってしまった1970年代も、あまり影響を受けませんでした。良くない年に、気丈な味わいのワインをリリースした事は、専門家に賞賛され、その卓越した内容の力強い味わいは語り継がれています。ジスクールは新樽の割合が高いと言われており、100%に及ぶこともあります。それでも主張しすぎないエレガントな樽の芳香が上手く描かれている事は、醸造の上手さの表れです。
【テイスティングコメント】
2014年は世界的コンサルタント、ミッシェル・ロランの腕前が良く披露されており、洗練された味わい。赤い果物やブルーベリーなどテクスチャーの効いたアロマ。ヴァニラやシナモン、煙、甘草、タバコの樽由来の香りも広がります。カベルネ・ソーヴィニヨン主体ながら、決して強すぎない"ふくよかさ"と"丸み"を帯びたボディ。少し果実の甘味も感じ濃厚。やや筋肉質なタンニンが全体の優しさをギュッと引きしめメリハリを利かせています。これでもかと、留まることを知らない凝縮感に感動を覚える1本です。
【格付け】メドック第3級
※ワイン・アドヴォケイト 92点
※こちらはご注文頂きました後、輸入元からお取り寄せするお品です。在庫状況によってご用意できない場合がございますがご了承ください。