この商品について

• 2本/1セット
• 内径：ID65
• レングス：10インチ
• レート：900ポンド（16.1kgf/mm）

｢HYPERCO（ハイパコ）｣　は、F１、ル・マン、DTM、フォーミュラNIPPON、スーパーGTなど、 数多くのトップカテゴリーで、レーシングドライバーを魅了し続けているコイルスプリングです。
モーターレーシング界で、絶大な支持を得ている最大の理由は、 「ストローク中のレート変化が極めて小さい」つまり『リニア』だということ。
ストローク中、たった１mmの変化でも、確実に荷重の移動量をドライバーへ伝える、この『リニア』感が走りを激変させると言います。加えて『高追従性』、『高耐久性』という、スプリングに必要なすべての要素を満たしているからこそ、世界中のトップチームが採用するのです。

【「リニア」なレート特性！】
「HYPERCO」最大のメリットは、ストローク中におけるレート変化が極めて少ないことです。
レースの世界で『リニア』と表現されるこのクォリティが、前後左右への荷重の移動を的確にドライバーへ伝えます。
そして、このレート特性を作り出すことこそ、スプリング性能の中でも、一番技術力を必要とする部分なのです。

【視線がブレない！（ハネない）】
走行中に小さなギャップを拾うと、どうしても発生してしまう車高調独特の小刻みな「ハネ」。
一般的には、ダンパーの減衰力や、硬すぎるスプリングレートが原因と考えられていますが、スプリングのクォリティによっても、この「ハネ」は大きく左右されます。
なぜなら、もし、スプリングが路面から伝わる振動を１００％吸収することができれば、クルマは一切「ハネる」ことはないからです。
「HYPERCO」は、連続する小さなギャップでも、スプリングが振動を素早く追従し、吸収しますので、他社に比べて圧倒的に「ハネ」が少なくなります。
その結果、視線の「ブレ」も、大きく減少します。

【「ハネ」によるデメリットとは？】
スプリングのクォリティで、ポイントになるのは、いかに荷重を的確に感じられるかどうかです。
しかし、「ハネ」が発生すると、荷重がドライビングとはまったく関係なく小刻みに変化してしまいます。よく「タイヤの限界で走る」という言葉を聞きますが、この限界とは、その状況で小刻みに変化するグリップの下限を指しています。
要するに、コーナリング中に少しでも「ハネ」が発生すると、グリップが安定せず、限界が下がってしまうのです。
また、「ハネ」が生じると、視線が「ブレ」ます。特に、コーナー直前での視線の「ブレ」は、精神的にも物理的にも、ドライビングに大きく影響します。

【ヘタらない！】
レーシングエンジニアたちが最も嫌うスプリングの"ヘタリ"。
車高１mm、コーナーウエイト１０kｇで大きくバランスが変わるレーシングカーにとって、スプリングの"ヘタリ"は致命傷となるからです。
「HYPERCO」は、他メーカーが入手できない特殊な素材の使用、高度な設計力、製造力、熱処理等、これらすべての技術を集結し、"ヘタリ"に強く、長期間、安定した車高とスプリングレートを維持し続けます。

【”ヘタリ”によるデメリットとは？】
"ヘタリ"は、車高が下がるといった問題だけでなく、スプリングレートがやわらかい方向へ大きく変化してしまいます。
最初は４本とも１０kgf/mmだったものが、８kgf/mmになり、６kgf/mmになり、最終的には４輪がバラバラのレートになっているなんて、よくある話です。
たとえ、交換直後はバランスが良くても、装着中に車高やスプリングレートが変化してしまっては、レーシングカーのみならず、ストリートにおいても、正しくセットアップを行えるはずがありません。

【信頼の「2.5％無期限ヘタリ保証」】
使用中の経年変化により、スプリングにヘタリが発生し、表記の数値より２.５％以上、自由長が短くなってしまった場合、「HYPERCO」では、無期限で同等品への交換を保証します。
他社にはマネのできない、製品への信頼性を形にしました。

【精度が高い！】
レーシングエンジニアたちが、「HYPERCO」を支持する理由のひとつに、精度の高さがあげられます。
プリロード「ゼロ」状態で、コーナーウエイトを計測すると、左右がピッタリ合うと言うのです。
これは、スプリングレートが素早く立ち上がり、ハイレベルで同一化されている証であり、セット荷重（１Ｇ状態）での、スプリングレートに左右差が発生していないからこそ可能となります。

また、「HYPERCO」は、出荷前の完成検査で、１本ずつ自由長とレートが計測され、スプリング本体にハンドメイドでレートの刻印を行います。
もちろん、この検査段階でセット組みされる２本のスプリングにバラツキがある場合は、製品とはなりません。
これらの徹底された精度こそが、一般的な量産品とは違う「HYPERCO」のクォリティなのです。