剣話学ぶ・道を学ぶ。それぞれの段位にふさわしい教養を身につけてほしいものである。お互いがそれぞれの技倆に応じた理論を身につけることこそ、剣道人としての大事なことではないだろうか(「はじめ」により)。昇段審査・剣道指導に最適な一冊はじめに第一章 総論 1 これからの剣道 2 剣道の理念 3 剣道修錬の心構え 4 剣道と人間形成 5 剣道と社会生活 6 剣道で養われる諸徳目とは 7 剣道と「礼」第二章 8 剣道修行の目的 9 稽古の意義と目的 10 年齢と稽古の内容 11 稽古の種類とその目的 12 「守破離」の教え 13 剣禅一如 14 剣道と姿勢 15 剣道における呼吸第三章 剣道理論1 16 事理一致 17 気検体の一致 18 心気力の一致 19 懸待一致 20 自然体 21 五行の構え 22 手の内 23 目付け 24 一眼二足三胆四力 25 気位 26 露の位 27 気と気合 28 間合 29 発声 30 敵に従うの勝 31 三つの先第四章 剣道理論2 32 三つの隙 33 虚実の妙 34 三殺法 35 拍子 36 打突の好機 37 三つの許さぬところ 38 止心と放心 39 石火の機ーー間髪を容れず 40 四戒 41 捨て身 42 残心 43 癖 44 平常心 45 不動心 46 丹田第五章 試合・審判 47 試合の意義と目的 48 試合に臨む心構え 49 鍔迫り合いの心得 50 残心と引き上げの違い 51 審判員の任務と心得 52 主審と副審の任務 53 有効打突 54 有効打突の取り消しについて 55 試合の弊害と剣道の将来第六章 日本剣道形 56 剣道形制定の由来とそのねらい 57 日本剣道形の理合 58 剣道形の必要性とその効果 59 剣道形と稽古との関係第七章 剣道指導 60 剣道指導者としての心構え 61 基本指導の重要性 62 幼少年指導の留意点 63 初心者に対する指導の手順と留意点 64 剣道審査員としての心得ならびに審査上の着眼点 65 学科試験の必要性参考文献