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『ボエーム』の原点を観る、プッチーニ:交響的カプリッチョヒメノ&ルクセンブルク・フィルの2022年録音盤は、オペラ作曲家プッチーニの、宗教作品および管弦楽(器楽)作品という注目の内容です。 プッチーニは、5代にわたる教会音楽家一家の末裔でした。10歳前後から聖歌隊員として活動、同時にヴァイオリン、ピアノ、オルガン、作曲などの教育を受けるようになります。そして14歳の時には教会オルガニスとして演奏していました。若い頃に作曲された宗教的な作品に『モテット』『クレド』、そして1880年に作曲されたこの『グローリア・ミサ』があります。1876年にヴェルディの『アイーダ』にふれてオペラに専念するようになった、と記述されることも多いですが、プッチーニの初期の業績が聖歌、室内楽、管弦楽曲であり、そのキャリアを通じて、頻繁ではないにしてもこれらのジャンルの作品を書き続けていたことを忘れてはなりません。ここには、オペラ以外の初期の作品で最も重要なものが厳選されて収録されております。『スケルツォ』は1881〜83年に書かれた弦楽四重奏曲の中のひとつの楽章です。 ディスク冒頭は『グローリア・ミサ』。男声2つ(テノール、バリトン)をソロにもつオーケストラと合唱という大編成。非常にきらびやかな作品で、非常に重みのある作品。オペラではないのですが、やはり声の扱いが素晴らしいことがよくわかります。そして声を支える管弦楽も表情豊かで充実。ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルが渾身の力で演奏していることが感じられます。 『交響的カプリッチョ』は、ミラノ音楽院を卒業する際の最終試験のための楽曲。冒頭から壮大なオペラの序曲かはたまた映画の幕開けか、というドラマティックさで、さらに「Allegro vivace」の部分は10年後に作曲した『ボエーム』の冒頭とまるっきり同じであることに驚かされます。 イタリアでは亡くなった人に菊の花を捧げる風習があり、この『菊』(もともとは弦楽四重奏作品ですが、ここでは弦楽オーケストラで演奏)は、スペイン王(1870〜73年在位、イタリアのヴィットリオ・エマヌエーレ2世の次男)の死を悼むエレジー。非常にドラマティックな作品です。(輸入元情報)【収録情報】プッチーニ:1. 4声による管弦楽をともなうミサ(グローリア・ミサ) キリエ グローリア クレド サンクトゥス&ベネディクトゥス アニュス・デイ2. 弦楽のためのスケルツォ SC563. 交響的カプリッチョ SC554. 菊〜弦楽四重奏のためのエレジー SC65 チャールズ・カストロノヴォ(テノール:1) リュドヴィク・テジエ(バリトン:1) オルフェオ・カタラ(1) パブロ・ララス(合唱指揮:1) ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 グスターボ・ヒメノ(指揮) 録音時期:2022年5月14日、6月29日 録音場所:フィルハーモニー・ルクセンブルク、大ホール 録音方式:ステレオ(デジタル)【グスターボ・ヒメノ(指揮)】スペインのバレンシア生まれの指揮者。打楽器奏者、室内楽奏者、ソリスト、そして教師として豊富な経験をもつ、多才かつ情熱的な音楽家。パーカッション・デュオ「エレメンツ」としてルクセンブルク国際打楽器コンクール(1999年)で第2位を獲得。2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任した後、音楽家として更なる研鑽を深めるため、アムステルダム音楽院でオーケストラの指揮を学ぶ。アムステルダム・シンフォニック・オーケストラ・コン・ブリオの指揮者を2009年から2012年まで務めた後、2012年からアムステルダム管弦楽団のアーティスティック・リーダーおよび首席指揮者に就任。2012/13年および2013/14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮を務めている(2012年クリスマス・コンサートなど)。また、2013年にはクラウディオ・アバドに招かれて多くの公演で副指揮を務めている。2015年よりルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。同団をヨーロッパ有数のオーケストラへと躍進させた。2021/22のシーズンからトロント交響楽団の音楽監督を務めている。(輸入元情報)Powered by HMV
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