【輸入盤】『1650年頃のアントウェルペンのレクィエム〜ステーラント:2つのレクィエムとミゼレーレ』 フランク・アグステリッベ&カントルクス、
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まるでルーベンスの絵画を鑑賞しているよう。17世紀アントワープで作られた知られざるレクィエムルクセンブルクで2010年に結成された声楽アンサンブル「cantoLX(カントルクス)」と、「PENTATONE」レーベルでルネ・ヤーコプスとシューベルトの交響曲全集を完成させたベルギーのピリオド楽器オーケストラ「ビーロック・オーケストラ」の共演による、17世紀アントウェルペン(アントワープ)で作られた知られざるレクィエムの録音です。 17世紀のアントウェルペンは、バロック絵画の巨匠ルーベンスが絵画工房を、全ヨーロッパで名声を勝ち得ていたチェンバロ製作一族ルッカースが製作工房を構えるなど、芸術都市として栄えていました。そのアントウェルペンの聖ヤコブ教会のオルガニストだった人物がフィリップス・ファン・ステーラントでした。ステーラントはアントウェルペンの音楽家の一族に生まれ、聖ヤコブ教会のオルガニストを25年務めた、当時のアントウェルペンの音楽界の中心人物で、聖俗様々な作品を残したといいます。その作風はイタリア音楽の強い影響を受けています。特に1650年ごろ作曲された『レクィエム』はコンチェルトタント様式の作品で、独唱、重唱、合唱、合奏が様々に組み合わされた驚くべき楽曲。この『レクィエム』は、1650 年4月9日にアントウェルペンの聖ヤコブ教会で行われたアントウェルペンの有力政治家フィリップス・ヘレマンスの妻バルバラ・フェケマンスの葬儀のために作曲されたもので、この葬儀は教会へ向かう道中は60ものトーチで彩られ、教会が質の高いサテンのクロスで装飾された豪華なものだったといいます。この葬儀の白眉だったステーラントの『レクィエム』は聖ヤコブ教会の常設アンサンブルに大幅な増強がなされ、3群の合唱、合奏隊に寄って演奏されたといいます。 カントルクスは、それぞれの歌手の質が高く、アンサンブルも精緻。指揮者フランク・アグステリッベが、スコアを眺めていると「ルーベンスの絵画を鑑賞しているように感じた」と語るステーラントの作品の魅力を十全に伝えてくれています。様々なピリオド楽器グループから引く手あまたとなっているヴァイオリン奏者チェチーリア・ベルナルディーニがトップを務めるビーロック・オーケストラは、この録音ではコルネット2、バスーン4、トロンボーン4まで加え、カントルクスの歌唱をしっかりと支えています。まるで歌うかのようなその演奏は、声楽との一体感を与えています。新型コロナウィルスのオミクロン株が猛威をふるっていた中での録音は困難を極めたようですが、演奏者たちは、この知られざる作品の質の高さに驚きと発見の連続で、高いモチベーションを維持できていたそうです。 ルーベンスと時代も国も同じくした作曲家の知られざる傑作教会音楽をすばらしい演奏で聴くことのできる稀有な1枚です。(輸入元情報)【収録情報】ステーラント:● 死者のためのミサ曲〜6声と5声の器楽のための(c.1650)● 神よ、我を憐れみたまえ〜5声と5声のヴィオールのための。4声のリピエーノ合唱を伴う(c.1656)● 死者のためのミサ曲〜6声と6声のリピエーノ合唱のための(c.1656) カントルクス(声楽アンサンブル) ビーロック・オーケストラ(ピリオド楽器オーケストラ) フランク・アグステリッベ(指揮、チェンバロ) 録音時期:2022年1月 録音場所:ベルギー、ゲント、「慈善修道女会」修道院 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) ディジパック仕様Powered by HMV
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