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澄んだ優秀録音で聴くヨハネ受難曲の叙事的演奏バッハ:ヨハネ受難曲(2CD)モーテンセン&コンチェルト・コペンハーゲンCPOレーベルの「ロ短調ミサ」(2013年録音)で澄んだ美しい演奏を聴かせていたモーテンセン&コンチェルト・コペンハーゲンが、2021年に同じ教会と同じエンジニアで「ヨハネ受難曲」をレコーディング。  声楽8名、器楽17名の計25名編成による演奏で、今回も楽譜のすべての音が聴こえるようなきわめて純度の高い音質に仕上げられています。小編成演奏の大きなメリットでもある声部認知度の高さに加え、モーテンセンの弾くオルガンの音が実に心地良いです。  ヨハネ受難曲は、受難ストーリーの内容から反ユダヤ主義に利用されやすく、かつてはそうした個所を大袈裟に強調してみせる演奏も少なからず存在しました。しかし、モーテンセンは常に客観的に作品に向き合い、楽譜情報を真摯に表現することで、ヨハネ受難曲ならではの象徴的なコラールの多さや、フィグーラ(修辞的楽句)、メリスマ(技巧的楽句)の個性をクリアに浮かび上がらせます。特にメリスマが演奏にもたらす機動力には見事なものがあり、それが主情的歪曲を退け、情報量重視の演奏を実現させ、作品の内容を叙事的に表現することにも繋がっています。こうした演奏で聴けば、第22曲を中心点とするシンメトリー構造という説についても思いをめぐらせたくなるというものです。  声楽8名は、ソプラノ、アルト(カウンターテノール)、テノール、バスで、それぞれが、独唱を兼務する「コンチェルティーノ」と、基本的に合唱参加の「リピエーノ」の2人ずつで構成。合唱時の配置は向かって左が高音、右が低音となっています。  器楽17名は、第1ヴァイオリン3人、第2ヴァイオリン3人、ヴィオラ1人、チェロ(ガンバ)1人、コントラバス1人、フルート2人、オーボエ2人、ファゴット1人、テオルボ1人、チェンバロ1人、オルガン&指揮1人という構成。  ブックレットには、マイケル・マリセンによるヨハネ受難曲に関する考察が英語とドイツ語で掲載されています。反ユダヤ主義とヨハネ受難曲の関りへの言及も含む興味深い内容です。▶ Berlin Classics 検索 演奏者情報ラース・ウルリク・モーテンセン(指揮、オルガン)1955年11月9日、デンマークのエスビェアに誕生。3歳でピアノを習い始め、デンマーク放送少年合唱団で歌い、コペンハーゲンの高校で音楽を専攻して卒業した後、大学で音楽学を学び始めたモーテンセンは、ヴァージナル・ブック(曲集)に魅了され、さらにチェンバロに出会ってその繊細な音に惚れこみ、チェンバロ奏者になることを決意。まずコペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで、チェンバロをカレン・エングルンドに、通奏低音をイェスパー・ボイエ・クリステンセンに師事し、その後ロンドンでトレヴァー・ピノックの指導を受けています。  プロになったモーテンセンは、1988年から1990年までロンドン・バロック、1990年から1993年までコレギウム・ムジクム90に所属し、ジョン・ホロウェイ、デイヴィッド・ワトキンと共にトリオ・ヴェラチーニを結成してもいました。  1999年、コンチェルト・コペンハーゲンの芸術監督に任命されてデンマークに帰り、ほどなくコペンハーゲンの王立劇場でオペラ指揮者デビューして高い評価を獲得。以後、同劇場でコンチェルト・コペンハーゲンと、ヘンデル「ジュリオ・チェーザレ」「パルテノーペ」、モーツァルト「イドメネオ」「フィガロの結婚」「皇帝ティートの慈悲」、モンテヴェルディ「ウリッセの帰還」などを上演。  モーテンセンは、ヨーロッパ、アメリカ、メキシコ、南米、日本、オーストラリアで客演指揮者、ソリスト、室内楽奏者としても幅広く活動。  CDは、Berlin Classics、CPO、Archiv、Paula、Kontrapunkt、Harmonia mundi、Chandos、Dacapo、ABC Classics、Caprice、Obsidian、ECM New Series、Estonian Record、Naxos、Brilliant Classics、BIS、Classico、Naim、Marco Poloなどから発売。コンチェルト・コペンハーゲンPowered by HMV
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