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季節を五感で味わい、体に取り込む94皿! 二十四節気、七十二候、そして季節の行事を、著者・ワタナベマキが愛する日々の料理で、楽しくおいしく読み解きました。日々の節目を逃さず、大切に食べる94皿です。「七十二候の二十七番目の候は、『梅子黄』(うめのみきばむ)。青梅が甘い香りを放って黄色く熟す頃を端的に表しています。子どもの頃から梅が大好きなので、毎年、梅仕事を始める目印にしています。江戸、明治、現代、旧暦から新暦を続く七十二候を読み解くと、食で季節を愛でることは昔も今も変わらず、生活に密着していることだと気づきます。七十二候の言葉の美しさと自分の五感を重ね合わせ、どうか、日常がより温かさのある時間になりますように。そして、今日、何を食べよう? 何を作ろう?と迷ったとき、七十二候に立ち戻ってみると旬の食材も調理法も浮かんできます」著者のメッセージを心に94皿の料理を目にすると、古来、日本が大切にしてきた感性が立ちのぼるようです。雛祭り、イースター、花祭り、八十八夜、夏越の祓、七夕、中秋の名月、クリスマスなど、その他の節目も合わせ、記憶に残る一皿をぜひ味わってください。 【編集担当からのおすすめ情報】 旬や季節感があいまいになった昨今。七十二候と料理、数々の料理と行事、食と重ね合わせることで、私たちのDNAに組み込まれた本来の季節感が取り戻せたようにも感じました。鮮やかに季節を切り取ったマキさんのそれぞれの一皿。料理家としての新たな顔を見せていただきました!
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