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古楽の鬼才シュペリングによるバッハ:カンタータ・シリーズの最新作ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンとともに精力的な演奏・録音活動を継続しているドイツ古楽界の泰斗、クリストフ・シュペリング。これまで「DHM」へのバッハのカンタータは、最初の『カンタータ第80番』からはじまり、『ルター派カンタータ集』『神の栄光のカンタータ集』『神への賛美のカンタータ』『ライプツィヒ時代第2年度のカンタータ集』を録音してきており、いずれも「神学としての解釈を追求する中で、強烈な言葉と音楽のへの新解釈」「大規模なものに重点が置かれることなく、合唱団と管弦楽との相互作用において、均質かつ調和した説得力、バランスの取れたテンポ、巧みなソリスティックなアクセントは繊細さによって表現されている」と、世界的に高い評価を受けています。 この『わが神のみこころが』には、バッハが 1724年の三位一体の主日から1725年の復活祭の間に書いた一連のコラール カンタータが収録されており、バッハのカンタータ・第2年次サイクルに特有の統一された構成美と1つのコラールに基づいた形式を強調しています。 クリストフ・シュペリングは、歴史に基づいたアプローチでバッハの音楽に命を吹き込みます。ここで取り上げられているのは、第5、33、94、111、113、135、178番です。美しい『私はこの世に何を求めよう』は、フルート協奏曲を彷彿とさせる巧みな冒頭でのフルート・ソロが特に興味深いものです。弦楽とオーボエによる楽器演奏のリトルネッロで構成された合唱曲から始まる短いカンタータ『ああ主よ、この憐れな罪びとを』では、冒頭のコラールのメロディが低音で聞こえるという特徴があります。『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』と『主イエス・キリストよ、この上なく貴き宝よ』も、美しく広がりのあるコラールで始まります。シュペリングは、宗教的な理解や、演奏方法、楽器の使用法など、多くの視点からこれらの曲を研究し、斬新で慎重に考え抜かれた新しい解釈で録音に臨んでいます。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:● カンタータ第111番『わが神のみこころが、常に成就しますように』 BWV.111● カンタータ第94番『私はこの世に何を求めよう』 BWV.94● カンタータ第135番『ああ主よ、この憐れな罪びとを』 BWV.135● カンタータ第178番『主なる神、我らの側に留まりたまわず』 BWV.178● カンタータ第5番『私は、どこへ逃れることができよう?』 BWV.5● カンタータ第113番『主イエス・キリストよ、この上なく貴き宝よ』 BWV.113● カンタータ第33番『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』 BWV.33 マリー=ゾフィー・ポラーク(ソプラノ) マリー・ザイドラー(ソプラノ) ベンノ・シャハトナー(カウンターテナー) トビアス・フンガー(テノール) ゲオルク・ポプルッツ(テノール) ダニエル・オチョア(バス) コールス・ムジクス・ケルン ダス・ノイエ・オルケスター クリストフ・シュペリング(指揮) 録音時期:2022年9月10-19日 録音場所:ケルン、ミュルハイム、カトリック教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV
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