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グラスハーモニカにスクエア・ピアノ(ピアノ=オルガン)も登場モーツァルトの珍しい作品を集めた2枚組!モーツァルトのあまり演奏される機会のない作品を集めた2枚組。グラスハーモニカやスクエア・ピアノ(ピアノ=オルガン)などといった特殊な楽器も用いられた、どれも超一級の演奏でたのしめる作品集です。 ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラは1989年生まれのフランスのチェンバロ&オルガン奏者。オリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌーに師事、「ハルモニア・ノーヴァ」シリーズにも登場した気鋭の奏者です。今回彼が注目したのは、モーツァルト作品の中であまり取り上げられる機会のない作品。教会ソナタ(ミサの中で使われた単楽章のソナタ形式の楽曲)、委嘱作品、声楽家や楽器(めったに聴くことのできないグラスハーモニカなど)を紹介するための作品など、珠玉の音楽の宝箱のような2枚組となっています。モーツァルトがオルガンに関しても相当の腕前と楽器についての理解があったことにもあらためて感じ入る内容です。チェンバロもモーツァルト当時の楽器が用いられており、並々ならぬこだわりが随所に詰まった2枚組です。グラスハーモニカ:1743年、アイルランド人のパッカリッジが水を入れた脚付きグラスの縁をこすって音を出し演奏することを思いつきます。その後、1761年にグラスハーモニカは楽器として完成をみます。20〜54個(37が標準サイズ)のグラス(器)が棒に、互いに接触しないようにはめあわされ、器の直径によって音高が決まります。奏者は濡れた指でグラスの縁をこすって演奏します。この楽器は、この音色が動物を怖がらせる、あるいは屈強な男が1時間で倒れる、演奏者を発狂させる(当時の原料の40%が鉛ガラス)といった理由で、ドイツのいくつかの都市で禁止され、1835年に姿を消すこととなります。が、パガニーニはこの楽器を「天使のオルガン」と呼び、モーツァルトのほかにもベートーヴェン、ドニゼッティ、R.シュトラウスらもこの楽器のために作品を書きました。ここで演奏されている楽器はガラス工芸の巨匠ゲルハルト・フィンケンバイナーによるもので、20世紀後半に製造されました。演奏しているトーマス・ブロッホは、数少ないプロ奏者として活躍する人物です。スクエア・オルガン:ピアノ=オルガンとも呼ばれ、オルガンとピアノの機能をあわせもつ楽器。オルガンとして、ピアノとして、あるいはオルガンとピアノの両方の機構を同時に鳴らすこともできる楽器です。(輸入元情報)【収録情報】Disc1モーツァルト:● 教会ソナタ第13番ハ長調 K.329〜ヴァイオリン、オーボエ、ホルン、トランペット、ティンパニ、通奏低音、オルガン● 教会ソナタ第1番変ホ長調 K.67〜ヴァイオリン、オルガン● 教会ソナタ第14番ハ長調 K.328〜ヴァイオリン、通奏低音とオルガン● プレリュード断片 K.624〜チェンバロ● アリエット『鳥たちよ、毎年』〜ソプラノ、チェンバロ● ジーグ ト長調 K.574〜チェンバロC.P.E.バッハ:● ロマンス、12の変奏『コリンは16歳になったばかりだというのに』 Wq.118-6〜ソプラノ、チェンバロモーツァルト:● 教会ソナタ第8番へ長調 K.244〜ヴァイオリン、通奏低音とオルガンハイドン:● 笛時計のための作品 Hob.XIXより第13番ハ長調、第2番ヘ長調、第23番ハ長調〜オルガンモーツァルト:● 教会ソナタ第10番ハ長調 K.263〜トランペット、ヴァイオリン、通奏低音、オルガン● ソルフェッジョ第2番ヘ長調 K.393〜ソプラノ、オルガン● 教会用歌曲『おお、神の子羊』 K.343-1〜ソプラノ、フォルテピアノ● クラヴィーアのための組曲 K.399より序曲〜スクエア・オルガン● クラヴィーアのための小葬送行進曲 ハ短調 K.453a〜スクエア・オルガンハイドン:● 笛時計のための作品 Hob.XIXより第27番ト長調、第25番ニ長調〜オルガンモーツァルト:● 教会ソナタ第4番ニ長調 K.144〜ヴァイオリン、通奏低音、オルガン● アンダンテ ヘ長調 K.616〜オルガン● 教会ソナタ第15番ヘ長調 K.224〜ヴァイオリン、通奏低音、オルガンDisc2モーツァルPowered by HMV
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