債務超過会社の組織再編は、平成18年の会社法施行以降、数多く行われてきましたが、最近では、事業承継対策の観点から、DES、第2会社方式、スクイーズアウト、組織変更など、さらにさまざまな場面で行われています。本書では、債務超過会社の組織再編、資本等取引を行った場合の会計・税務上の取扱いについてわかりやすく解説しています。第2版では、令和5年度税制改正まで盛り込み、親会社と孫会社の間の非適格組織再編の取扱いや、TPR事件・PGM事件を受けた包括的租税回避防止規定や同族会社等の行為計算の否認の留意点について解説するとともに、法人税申告書別表四、五(一)の作成方法についても追加しています。