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技能ブックス(5)/ねじ切りのメイジン

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技能ブックス(5) ねじ切りのメイジン 初版発行・昭和46年10月1日 9 版発行・昭和62年4月25日 編著/技能士の友編集部 編集長・高木義雄 発行人・三沢三郎 発行所/株式会社大河出版 ねじ切りは、旋盤作業のうちでも、やっかいなものといわれています。 ピッチだ、山の角度だ、仕上面だ、バイトの角度だ、計算だ.....とふつうの旋盤作業ではでてこない要素がいくつも顔をだすからです.ねじ切りが満足にできればまともな旋盤工だと認められるのです.そんなことから、旋盤にたずさわる人はだれでもねじ切りをマスターしようと努力するのです。ねじ切りをマスターしたメイジン、そんな「ねじ切りのメイジン」がこの本の読者から生まれる・・ ・・..・その第1歩のための本がこの本です。 ことば と 文字 ねじ、ネジ、子、扱子、第子一機械素としてのネジには、 この5種類の文字のうちのどれかが使われています。 ねじ これは説明の必要はないでしょう.本書の題名も「ねじ」を使いました。 ネジ 「ねじ」は本来日本語なのですが、特殊なものとして、カタカナで表わすことがよあります。決して外国語ではありません。本書でも。本文ではすべて「ネシ」を使ました。読みやすくするためです。 捻子  「捻」は“ネン"と読みます。ひねる、ねじる、という意味の学です。「・・・・の費を出して…・・・•」というように使われます。「子」は“ジで、道具とか、小さい物を表現する接尾群です。両方を普読みすれば“ネンジです。手の意味から当てた字の音読みが似ていることから一般化したのでしょう。 捩子 「振」は“レイ、レッ”と読みます。やはり“ねじる”という意味があるのです。「子」は同じことですね。以上の2種の文字は“ネジ”と読んでいる、あるいは読せているようです。  螺子 音読みして“ラジです。「螺」は「にな」という“ほら貝に似た貝”。“ぐるぐ巻いた形のもの”という意味の字です。「子」は同じ使いかたです。