吉村昭　「逃亡」　初版本・昭和４６年・文芸春秋社

「軍用飛行機をバラせ・・・その男の言葉に若い整備兵は青ざめた。昭和19年、戦況の悪化にともない、切迫した空気の張りつめる霞ヶ浦海軍航空隊で、苛酷な日々を送る彼は、見知らぬ男の好意を受け入れたばかりに、飛行機を爆破して脱走するという運命を背負う。戦争に圧しつぶされた人間の苦悩を描き切った傑作。」 Google Books」 文芸春秋社より昭和４６年９月に初版発行された吉村昭「逃亡」です。文庫本は多く出ていますが、単行本で初版本は希少です。 経年によるヤケも少なく、汚れやシミ、書き込み、シールの剥がし跡などもありません。５３年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。 ※吉村昭の以下の作品も出品しています。 仇討　 海の祭礼　 仮釈放　 黒船 自選短編集 島抜け　 朱の丸御用船 彰義隊　　 白い遠景　 白い航跡　 戦艦武蔵　 長英逃亡　上下 冷たい夏、厚い夏 逃亡 生麦事件 ニコライ遭難　 磔（はりつけ） ひとり旅　 プリズンの満月　 ポーツマスの旗 夜明けの雷鳴 落日の宴 遠い日の戦争 患者さん 落日の宴