松坂屋にて入手しました、安永元年創業の尾張七宝後藤銅器店の七宝焼の長角皿/トレイです。
お皿の全面に華やかなシクラメンのお花が色鮮やかに描かれています。
艶やかなシクラメンの紫色と青々しい葉っぱの緑色のコントラストがとても美しい逸品です。
長角皿として、あるいはアクセサリーや文具トレイとして、さらにはそのままインテリアとして飾っていただいても、日々の暮らしに華を添えるのにちょうど良いサイズ感です。
七宝は古代ミケーネ文明に端を発し、日本には奈良時代に仏教と共に伝来したとされています。
日本では江戸時代に愛知県海部郡七宝町にて研究発展し、今日の七宝焼きの原流を作ったと言われています。
金属素地(金、銀、銅)の上にガラス質の絵の具(釉薬)にて模様を描き、500〜900℃で焼き上げ、多い時はこの工程を十数回も繰り返して作り上げられる大変に手の込んだ伝統工芸品です。
七宝の名の由来は、その気品に満ちた美麗な色彩が仏典の七種の宝(金、銀、瑠璃、サンゴ、メノウ、マイエ、真珠)の光彩を併せ備えているようであるという事から由来しているという説があります。
日本で発展した精巧華麗な七宝焼は今や世界の追随を許さない日本を代表する美術工芸品となっています。
最近は後継者不足や原料高騰により、上質な七宝焼きに巡り会えるチャンスは激減してきております。
この機会に入手困難なお品を手にする貴重な機会になりますようでしたら幸いです。
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目安サイズ: 縦23.5cm×横8.5cm×高さ1cm