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《品切稀少本》バルトーク ジョルジュ・モルー/柴田南雄

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《品切稀少本》 バルトーク  ジョルジュ・モルー/柴田南雄 評論家たちは、ドビュッシーにすぐ続く時代を扱う場合、シェーンベルクとストラヴィンスキーの二人をこの時期にはじまる反動の張本人と見る点で一致している。ある人達はそこにエリック・サティを加えるが、私はむしろバルトークこそ、シェーンベルク、ストラヴィンスキーと共に、この世代の音楽上の革命の真の代表者だと思っている。たとえストラヴィンスキーほど直接的でなく派手でもなく、またシェーンベルクほどドグマ的でないとしても、バルトークは三人の中で心の奥底からの音楽家であり、もっとも着実に、もっとも秩序立った努力の中で自己を発展させていった音楽家である。 彼の嗜好が主として弦楽四重奏曲、ソナタ、ピアノあるいは小管弦楽のための小品などの、いわゆる純音楽的作品に向けられていたので、彼の名はシェーンベルクやストラヴィンスキーほど華やかででないが、新しい音楽の諸問題に関心を抱く人々にとって、彼は永遠の讃仰の的である。……。その特徴をなしているリズムの異常な精緻さは古典音楽には見られないもので、それは演奏家に正確さへの努力を要求する。極度に多様な拍子の交替が、…… 〈「序文」アルテュール・オネゲル  (フランス六人組の一人)より〉 …、第1次大戦直後に民謡素材を生のままで用いることを放棄して、「ソナタ」や「コンチェルト」に向かうことを決意したバルトークは、作曲技法上のいくつかの独自なプリンシプルを打ち立てている。第一には調機能のトニカ、ドミナント、サブドミナント(TDS)の拡大解釈で、この三種の機能を12半音に4個ずつ分配して、従来の長調・短調の世界から離脱するとともに機能関係は残置するという着想。第二には美術の黄金分割の関係を形式および音の垂直分布、すなわち和音構成や主題の音域に利用するという大胆な思想。第三に音響学的であると同時にハンガリーの民族音楽との関連の強い、独特な音階の採用である。 このようにバルトークの音楽には、まったく伝統的な意味での音楽的天才と、強烈な民族意識と、現代感覚の鋭さと、理論的な知性とがかたく結合している。 〈柴田南雄『西洋音楽散歩』より〉 1957年初版本。箱に゙イタミ、ヤブレあり、本文にも相応のヤケ、数カ所線引。 古書にご理解いただける方におすすめします。
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