ムラヴィンスキー／ベートーヴェン：交響曲第4番、他【東京ライヴ】

①ベートーヴェン:交響曲第4番 ②リャードフ:バーバ・ヤーガ ③グラズノフ:「ライモンダ」第3幕への前奏曲 指揮:エフゲニー・ムラヴィンスキー レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1973年5月26日東京文化会館、NHKによる録音 ベートーヴェン第4番はC.クライバーと双璧の名盤です。 音楽評論家:金子建志「この録音は会場で震撼させられた記憶を、ことごとく現在進行形のリアリズムで蘇らせてくれるのだ。これはもう夢のような話である。」 音楽評論家:宇野功芳氏「ムラヴィンスキーはまさに完璧、これ以上透徹し切った演奏は絶対にない。切れ込みが鋭く、無駄がなく、ほとんど抽象的と言えよう。」 ムラヴィンスキーというと、ショスタコーヴィチやチャイコフスキーの記念的名演が余りにも有名ですが、ベートーヴェンやブラームスなどのドイツものにも数多く名盤を残しています。東京文化会館におけるＮＨＫによるこの録音は、貴重なマスターテープが良好な状態で発見された為、まさにライブ会場にいるかのような臨場感が味わえます。同曲はＣ・クライバー盤が一般的に評価が高いですが、録音、演奏のスケールの大きさ、オーケストラアンサンブルにおける細かなニュアンスの徹底度など、どれをとってもムラヴィン盤の方が数段上を行っています。技術力で言えば、当時のレニングラード・フィルはおそらく世界一でしょう。例のフィナーレのファゴットの主題など、聴き所満載です。 ムラヴィンスキーの「ベト４」は他の演奏も含めて、中身は基本的に不変で、彼の中の設計図に従って厳格にオーケストラをコントロールした非常に冷静な演奏です。弱奏部の厳格な抑制や、クレッシェンド、デミニュエンドの移行部に於ける各パートのバランス、強弱の拍節の明確化などなど非常に引き締まった造形は見事と感嘆させられます。これらが鍛えられたオーケストラアンサンブルとして反映して、弦楽斉奏の弓が弦に当る感触まで収音された録音に現れて陶然とさせられます。 国内盤、帯付き、盤面傷無し 8 ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10枚以上は全品150円引き