「江戸の町 上 巨大都市の誕生 」
江戸の都市計画は、外国でもあまり例を見ない特異なものだった。
自然の地形を巧みに生かしながら、同時に数度に渡って大胆な土木工事を展開し、現在の東京の基礎となった江戸の町を形作っていったのである。
上巻では、初期の城下町建設にはじまり開幕によって江戸が天下一の都市へと成長していく有り様、そして、明暦の大火によって江戸城の大天守もろとも町が焼失してしまうまでの、約70年間を描く。それはまた、人間の技術力を信じ切って飽くことなく都市を、建物を築き続けた江戸の町の人々が、自然から強烈なしっぺ返しを受けるに至るドラマでもある。
この本は江戸の町がどのような考えに基づいて計画され、また実際にどのような町であったかを、はじめてイラストレーションと文で綴ったものである。
「江戸の町 下 巨大都市の発展」
内藤昌 / 穂積和夫 草思社
ロンドンやパリを抜いて世界最大の都市だった江戸の町。自然の地形を巧みに活かした都市づくりから、独自の文化が花開いた豊かな生活まで豊富なイラストで図説。
1657(明暦3年)~1868(慶応4年)明暦の大火後、新しい都市計画によって江戸の町は見事な復興を遂げる。市域は拡大し続け、18世紀のはじめには、ロンドンやパリをしのぐ世界第一の都市へと発展した。
この所謂大江戸八百八町を支え、盛り立てていったのは逞しい江戸の町人達だった。
彼らは、超過密の都市生活の中から浮世絵・歌舞伎等の特異な文化を生み出して、世界の人々を驚かせた。下巻では、17世紀後半から19世紀後半までの約200年間に渡る江戸の町の発展を中心に、町人達の暮らしや様々な都市施設の有り様などを描く。
巨大化した江戸の町が新たに発生する都市問題にいかに対処していったかを知ることは、現代の都市を考える上でも役に立つことであろう。
背表紙に少しヤケあり
本のカバーにヤケ、天(上部側面)にシミが強めです。
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