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【内容紹介】
本書は、フランスとネーデルランドにおける14,5世紀の生活と思考の諸形態についての研究である。 中世末期の時代相を万華鏡にうつしだされた絵模様のように多彩なイメージで活写し、過去のルネサンス像を塗り変えた中世史家ホイジンガ畢生の一大叙事詩。
ホイジンガ Johan Huizinga (1872―1945) オランダの歴史家。
ブルクハルトの『イタリアにおけるルネサンスの文化』が15、6世紀のイタリアに観察の視線を限定しているのに対し、ホイジンガは、14、5世紀のフランスとネーデルラントに実証的調査と史的想像力の翼を広げる。同時代人の記録に固着し、瀰漫(びまん)しているものの考え方、感じ方のある一定の調子からみるに、この歴史空間は一つの文化の終末の気配を濃密に漂わせている。すなわち「中世の秋」である。『中世の秋』出版後、ルネサンス問題に関する論考、エラスムスやグロティウス、あるいはアベラールをはじめ、12世紀の精神を訪ねる著書・論文など業績は幅広いが、『朝の影のなかに』の出版(1935)の前後からナチズムに対する批判、ひいては現代文明批評の方向へ彼の関心は収斂(しゅうれん)する。『ホモ・ルーデンス』(1938)は「遊戯の相の下に」ヨーロッパ文明の成立と展開と衰亡の過程をみる試みで、デ・ステークの配所で綴(つづ)った『わが歴史への道』(1947)は現代へ残した自伝的遺書である。[堀越孝一] 『堀越孝一訳『中世の秋』(1967・中央公論社) ▽堀越孝一訳『朝の影のなかに――わたしたちの時代の精神の病の診断』(1971・中央公論社) ▽高橋英夫訳『ホモ・ルーデンス――人類文化と遊戯』(1971・中央公論社)
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