輸入盤のCDで盤は良い状態です。何度か聴いています。ジャケは若干擦れなどありますが良いかと思います。
11曲目の「Nada Mais」が橋本徹氏のコンピ『Seaside FM 80.4』に収められました。
爽やかなAOR/ブラコン風情のメロウ・アレンジ、メロディアスなトラック群、そしてやや甘のキリっとした輪郭のヴォーカル...、これはジョルジ・ヴェルシーロ二世に認定必至なSSW、デニ・レイスのデビュー作。プロデュースは、かつてジョルジ・ヴェルシーロを手掛けたトルクアット・マリアーノで、ジョルジ・ヴェルシーロ至近的なセンスも当然といえば当然。ジョルジよりも、ちょっとだけ男気があるタイプの声質と、ボサ・ノヴァ、MPB、そして世界中のポップ・サウンドを消化したオリジナル・コンポーズのセンスの良さは、もしかしたら初期ジョルジ・ヴェルシーロを既に超えているかも!
初作とは思えないほど磨きのかかったクオリティで、局地的に盛り上がっているとウワサされるブラジリアンAORとうカテゴライズのファン層からも絶賛の声が寄せられる1枚を、ジャンルを問わず多くのポップ・サウンド・リスナーへ届けるべき完成度だ。
ブラジル・フリーク的な視点では、Carlos Bala, Paulo Calasans, André Vasconcellos, Marcelos Martins, Jessé Sadoc, など、ジャヴァンをはじめ多くの同系サウンドを形作る実力派がずらりと並び、軽快なサウンドを仕切ってくれる本物のMPB。そしてコーラスには、現バンダ・ブラック・リオのヴォーカリストでもある Marquinhoがフィーチュアされている。聴けば必ずハマること請け合いの、大人のブラジリアンAOR。
自宅保存。古い物ということでご了承ください。よろしくお願いいたします。