◉「プーチン ロシアを乗っ取ったKGBたち(下)」
【世界を蝕むロシアの野望】
テロ事件を逆手にとって権力を掌握したプーチンとKGB。エリツィン時代にのし上がりプーチンに逆らう新興財閥(オリガルヒ)を血祭りに上げ、大統領就任の功労者であったはずのプガチェフまでもがターゲットにされ国外に逃亡する。飽くことなき権力と富への欲望で肥大化する彼らは、収奪した富を原資にウクライナをはじめとする周辺各国、欧米に魔の手を伸ばす。ロシアに未来はあるのか。下巻では、ホドルコフスキー裁判、オリガルヒ弾圧、マネーロンダリング、ロシアマネーを駆使したウクライナ介入、EU分裂工作、トランプ籠絡に肉薄する。
●第Ⅱ部
◇第8章:テロ事件から帝国の目覚めへ
◇第9章:「食欲は食べているうちに湧いてくる」
●第Ⅲ部
◇第10章:オブシチャク
◇第11章:ロンドングラード
◇第12章:戦いの始まり
◇第13章:ブラックマネー
◇第14章:圧制の中のソフト・パワー「わたしに言わせれば彼らは正教のタリバンだ」
◇第15章:ネットワークとドナルド・トランプ
◇終章
○著者:キャサリン・ベルトン
〈プロフィール〉
ロイター通信 調査特派員
2007年から2013年まではフィナンシャルタイムズ紙のモスクワ特派員として、2016年には新聞社の法律特派員として勤務。それ以前は、ロシアでモスクワタイムズとビジネスウィークに記事を執筆。 ロンドン在住
○訳者:藤井清美
〈プロフィール〉
翻訳家
京都大学文学部卒業。訳書にプリンス『大統領を操るバンカーたち』、アッペルバウム『新自由主義の暴走』、コトラーほか『コトラーのマーケティング5.0』、リカーズ『ドル消滅』、ナイ『大統領のリーダーシップ』などがある。
2022年12月16日/発行
定価: ¥ 2090
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