◼️有川ひろの小説4冊(単行本)です。有川ひろさんの描写は、とても読みやすいのでよく読んでいます。
2019年に、ペンネームを「有川浩」から「有川ひろ」に改名し、現在も幅広い世代から支持を受けている人気の小説家です。有川ひろさんの作品をまだ読んだことがないという人は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
◼️「明日の子供たち」
定価: ¥ 1760(税込)
・児童養護施設を舞台にしたリアル感溢れるストーリー。施設で生活する高校生の奏子と久志を中心にした子供たちを、新人職員の三田村、その指導者の和泉、更にベテランの猪俣が必死にサポートしようと奮闘する。ラストの奏子のスピーチ、「施設で暮らす自分達は決してかわいそうな存在では無い、明日の大人になる貴重な人間であり、投資する価値のある存在なんだ」を訴えるシーンは胸を打つ。
・まさか、最後の手紙が実話だなんて!解説を読んでさらにこの本読んでよかったと思った。
◼️「アンマーとぼくら」
定価: ¥ 1650(税込)
・物語は、休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。一人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつくのですが…。読んでのお楽しみに!
・タイトルとおり沖縄が舞台です。主人公リョウをとおして、家族について考えるきっかけにもなるかも?です。
◼️「県庁おもてなし課」
定価: ¥ 1760(税込)
・お役所仕事の批判かと思いきや、熱烈な応援ですね。地方の観光を考える時の大きなヒント?も満載です。本音としてはそう上手くいかない面があるとも思いますが…そして、二組の大人の恋物語も素敵です。
・民間、お役所の仕事に限らず、人との付き合いそのものが、相手目線に立ちながら、かつ、目的を見失わずに一所懸命に生きることの大切さをあらためて教えてくれました。
◼️「三匹のおっさんふたたび」
定価: ¥ 1760(税込)
・還暦ヒーロー第二弾。三匹のおっさんを取り巻くご近所での出来事、また彼らの家族の物語です。どの話も、作者の愛情が感じられ、面白かったです。
◼️本の状態は、目立った傷や汚れはありませんが、中古本であることをご理解いただきご購入をお願いします。