Kodak Retinette ⅠB Reomar 45mm f2.8 動作品

ドイツコダックより1960年に発売された、Kodak Kodak Retinette ⅠB Reomar 45mm f2.8 コダックコレクションの1台です。 当時の欧州では人気のカメラだった Kodak Retinetteは、Retinaの普及版という位置付けですので、価格が抑えられており、生産が追いつかなかったのか、Schneider社製の個体に加え、Rodenstock（ローデンストック）社製の個体もあります。 人気の秘密は搭載されていた、Reomar 45mm f2.8にあると思います。 Reomar 45mm f2.8は、3群3枚トリプレットレンズではありますが、現代でも十分に写真を楽しむ事が出来る良いレンズだと思います。 カメラの外観にスレキズ凹みも無く、張り皮は染色しましたので綺麗になっています。各部動作も良好です。シャッター速度優先AEモデル、希望のシャッター速度を設定し、絞りリングを動かしてファインダー内の連動セレンメーターの針を中央に合わせます。60年前の露出計ですので、目安程度と考えていた方が良いかと思います。 レンズも清掃しましたが、レンズ前面にコーティング斑が出ています。 順光では問題は無いと思いますが、逆光ではややフレアーが出るかも知れません。1段絞って撮影されると改善すると思います。 アメリカコダックと、ドイツコダックのレンズの味付けは大分違います。 違いを味わってみては如何でしょうか ……… ご検討の程、よろしくお願いいたします。