クリップス／ハイドン:交響曲第94番《驚愕》&第99番、シューベルト《未完成》

①ハイドン:交響曲 第94番 ト長調 Hob.I: 94 《驚愕》 ②ハイドン:交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.I: 99 ③シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D759 《未完成》 指揮:ヨゼフ・クリップス ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1957年①②、1969年③ ハイドンの2曲はともに音楽評論家:宇野功芳氏の推薦曲として有名です。ステレオ最初期の録音ですが、デッカの優秀録音です。 音楽評論家:宇野功芳氏 「クリップスはウィーン・フィルの典雅な音色美とスタイルを極限まで発揮しつくしている。昔ながらのウィーン風で、冷たく現代感覚はどこを探してなく、エレガントな美観に彩られている。匂うような弦、透明な木管、貴族的なトランペットが競い合う。」 ヨーゼフ・クリップス(1902-74)は生粋のウィーンの指揮者でした。ウィーン音楽院で、ハイドン、シューベルト、ブラームスの楽譜の校訂者でブラームスの親友でもあったマンディチェフスキに学び、卒業後はウィーンのフォルクスオーパーで大指揮者ワインガルトナーのもと、研鑽を積みました。33年、ウィーン国立歌劇場の指揮者に就任しますが、38年にナチスによりその座を追われ、ウィーンを離れます。戦後、多くの指揮者がナチス協力容疑で演奏活動を禁止された中、いちはやくウィーンに復帰し、ウィーンの音楽文化復興に尽力しました。50年代からは国際的に活動し、ロンドン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団の首席指揮者や音楽監督を歴任。70年からはウィーン交響楽団の首席指揮者を務めました。クリップスは英デッカにモノラル時代から多くの録音を行っていますが、これはウィーン・フィルとのステレオ録音です。ハイドンの交響曲2曲は往年のウィーン・フィルの馥郁たる響きが英デッカの優秀録音により捉えられており、優美で魅惑的な音楽が溢れています。音楽評論家の宇野功芳氏が絶賛していた録音としても知られています。シューベルトの"未完成"でも典型的なウィーン・スタイルを聴くことができます。純粋に美しい音楽と響き聴く喜びがあります。 国内盤【廃盤】帯付き、盤面傷無し 10 ★ライナー(解説書)シワ折り目傷みあり ＊まとめ買い値引きします(要事前コメント) 　追加1点に付き各150円引き 　10点以上は全品150円引き