「手紙を通して読む竹山道雄の世界」
平川祐弘 / 藤原書店
定価: ¥ 5,060
国内外の知人との手紙に体現された「昭和の精神」
戦前から戦後を通じて、専制主義を批判し、リベラリズムの筆鋒を貫いた文学者、竹山道雄(1903-84)。欧州留学時に現地に溶け込んで知り合った市井の人びととの手紙、三谷隆正、安倍能成、長与善郎、渡邊一夫、芳賀徹など、先人から教え子に至るまでの知識人と交わされた手紙から、「昭和」の時代精神を照らし出す。
※ 外面を中心にうす汚れやコスレ、カバーの小シワ、ふちの細かいヨレヨレなど通常レベルの使用感があります。大きな傷みはありません。
※ ゆうパケット・ポスト(発送、受け取り、ともに投函)でお送りします。投函でお届けできる範囲ぎりぎりの厚みがあるため、簡易包装とさせていただきます。また、投函でお届けできないと判断した場合、ゆうぱっくなどに変更してお送りすることがあります。
■目次
序 論 竹山道雄の生涯と仕事
第I部 竹山道雄とヨーロッパ
1 戦前パリの青春――「知られざるひと」のこと
2 戦後はじめてのヨーロッパ滞在
3 ソリニャック夫人
4 留学時代の手紙
5 キリスト教的西洋と向きあって
第II部 竹山道雄と戦中・戦後
6 安倍能成という存在
7 『ビルマの竪琴』をめぐる手紙
8 戦時下の日本で三点測量ができた人々――大野俊一と府立四中の友人たち
9 秦郁彦の母からの手紙
10 芳賀徹との交流――比較文化史家の誕生
11 家族や知人との手紙
補 論 竹山道雄の遺したもの 足立節子
竹山道雄 年譜/人名索引
【管理用】
4427JB2689