挿絵本洋書「小さな王様」ハンス・ペラル 絵、オスティーニ 作　クリムト

初版は1909年にミュンヘンで出版された絵本の1970年代にドイツで出版された復刻版です。ハンス・ペラルはウィーン生まれのオーストリア人で、風刺雑誌の挿絵や似顔絵などで活躍した画家です。 作者のオスティーニは「細密画のように繊細で、それでいて奔放な細線でぼかしをつけ、ほとんど点描派的とも呼ぶべき技法で描かれている金を際立たせた12枚水彩画」にすっかり夢中になったそうですが、そのウィーン的作風はハインリッヒ・レフラーとグスタフ・クリムトの影響を受けたもので、ユーゲントシュティールの様式がしっかり見られます。 状態は背の部分に傷みと、全体に薄い黄ばみが見られます。 サイズ　２７．５✕２５．８cm ２４ページ　１２画