西鶴 人間喜劇の文学 ／荒川有史 著

「西鶴 人間喜劇の文学」 荒川有史 / こうち書房 定価: ￥ 2,669 人は化物といい、その人間喜劇の様相を、倦むところなく描き続けた作家、西鶴。さまざまなかたちで語られる西鶴文学を、客観主義・主観主義の風潮から奪還する試みの論文。 ※ うす汚れやうす焼け、コスレ、角やふちのほころびなど、外面を中心にかなりハッキリと中古感があります。カバーには小破れやシワも多く、裁断面にはこまごとした汚れもたくさんあります。紙面ですが、冒頭から20ページぐらいまで、上部に裁断面から続く部分汚れがあります。序文と目次が終わってP16から本文ですが、ちょうどこのあたりで汚れは止まってます。これ以外にページ内に目立った傷みはありません。書き込みもなしなので、十分に気持ちよくお読みいただける状態だと思います。 こちらの単行本「西鶴 人間喜劇の文学」は、600円以上の本に200円で追加（もとの発送方法を変えずに同梱できる場合にかぎる）していただけます。追加ご希望の場合は購入前にコメントでご確認お願いいたします。 #ラカンの200円追加単行本 ■主要目次 Ⅰ 西鶴文学の視角 一　現代史としての文学史 二　文学史の中の近世と近代――その接点 三　西鶴文学の展開にみる、鑑賞体験の変革 　　　 Ⅱ 西鶴文学の世界 一　『好色一代男』にみる表現の特性 二　『好色一代男』の世界 三　『西鶴諸国ばなし』にみる説話と小説の間 四　近世小説としての『好色五人女』 五　浮世草子の展開 　　　　 Ⅲ 西鶴文学研究史――戦中から戦後へ 一　西鶴世代の発見／熊谷孝 二　未完結志向の文学／廣末保 三　〈美の十字軍〉の西鶴観／岡崎義恵 四　話し手の視座から／野間光辰 五　〈集約的リアリズム〉の行方／暉峻康隆 六　近世文学の中の西鶴／森山重雄 七　近世における人間の条件／重友毅 八　封建体制下の恋愛模様／向井芳樹・井上敏幸 　　　　 【管理用】 4871JB2853 厚2.2