ミトロプロース急逝の2日前の壮絶ライヴほか
ミトロプーロス/マーラー選集 第1集(4CD)
交響曲第1番、第3番、第8番、第10番~アダージョ
ミネアポリス響、ケルン放送響、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル
指揮台での動きが非常に激しく、ときにかなりの高さまでジャンプすることがあったことから、「エアボーン・マエストロ」とも呼ばれていたミトロプーロス[1896-1960]。
マーラーに関しても人気が出る前から熱心に取り組んでおり、バーンスタインに与えた影響にも非常に大きなものがあると考えられています。
このセットには、1960年マーラー・イヤーのライヴ録音3点と、1940年の録音が1点収められています。
第1番はミネアポリス時代の元気な演奏。第10番はマーラー・イヤーの1月を飾ったニューヨークでのライヴ録音で、第8番はザルツブルク音楽祭での大掛かりなコンサートのライヴ録音。第3番はその2か月後のケルンでのライヴ録音で、ミトロプーロスは、この2日後、スカラ座での同曲リハーサル中に過労が祟ったのか、心不全のため急死してしまいます。
【収録情報】
● マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
ミネアポリス交響楽団
録音:1940年11月4日(モノラル)
● マーラー:交響曲第3番ニ短調(死の2日前!)
ルクレツィア・ウェスト(メゾ・ソプラノ)
ケルン放送合唱団
ケルン放送交響楽団
録音:1960年10月31日(ライヴ)
● マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
ルクレツィア・ウェスト(メゾ・ソプラノ)
ミミ・ケルツェ(ソプラノ)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)
イーラ・マラニウク(アルト)
ジュゼッペ・ザンピエリ(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン)
オットー・エーデルマン(バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン少年合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1960年8月28日(ライヴ)
● マーラー:交響曲第10番嬰ヘ長調~第1楽章アダージョ
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1960年1月17日(ライヴ)
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)