『百人一首の謎』
織田 正吉
講談社現代新書
1996年第12刷発行
定価: ¥650
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(本の内容)Amazonより転載
なぜ、百人一首とよぶのだろうか。「紅葉」「白菊」「舟」「濡れる袖」……繰り返されるシンボリック・ワードに密かに隠されたメッセージとは何か。定家の組みたてた暗号を解き「百人一首」撰歌の謎に迫る。
撰歌の疑問――中世依頼の伝承では、『百人一首』は定家が撰び、小倉山の山荘に書きおいた色紙の和歌であると伝えられてきた。どういう基準で歌人を選んだのかということについて、「百人一首抄」は「不審のこと」とし、定家もその撰に加わった『新古今集』が定家の本意に適わなかったので、「『百人一首』は定家が実を根本に花を加えるという歌の理想を示したものである」と述べている。表現は抽象的だが、『百人一首』が通常の秀歌撰ではないということは、はっきりと述べている。
0722出品
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