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武士の日本史 岩波新書

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武士の日本史 高橋 昌明 岩波新書 定価: ¥ 880+税 #高橋昌明 #本 #歴史/日本史 鎧兜に身を固め、駿馬で戦場を駆けめぐり、刀をふるっては勇猛果敢に斬り結ぶ。つねに「武士道」を旨とし、死をも怖れず主君に忠誠を誓う――そんな武士の姿は、はたしてどこまで「史実」か? 日本は本当に「武士の国」なのか?長年武士研究を牽引してきた著者が満を持して書き下ろす、歴史学が見出した最新の武士像。 〈表紙折返し より〉 刀剣の製作には、高度な技術を要する。それに鋭利な形態への畏れ、賛美の感情が加わるので、古来世界の各地で神秘的な力の象徴とみなされた。日本の刀には、さらに美術鑑賞の要素が加わる。現在美術館・博物館などで見る妖しいまでの美しさは、地肌を青黒く、焼きの入った刃の部分を白く研ぎ出し、棟と鎬地は磨いて地の色よりさらに黒い光沢を出し、帽子にはナルメという研ぎを施しているからである。平和な江戸期に切れ味重視になって研ぎ方が変化し、さらに明治になって、名人とうたわれた本阿弥成重が現れ、それまでの伝統技術に美的感覚を加え、今日見るような美術的な刀剣研磨の技法が確立した。 近年は刀剣ブームで、しかも若い女性ファンが多いという。それを「日本刀女子」「刀女子」というらしいが、美しさにばかり目を奪われていては困る。刀剣本来の目的が、人の殺傷にあるのは誰も否定できない。この実用の見地を無視して日本刀を語るのは、本末転倒というものだろう。 実用・機能の視点が欠けると、さまざまな誤解がまかり通る。たとえば、世界一斬れるとか、反りは馬上で振り下ろす便を考えて付けられたなどといわれる。しかし、反りの本来の目的は、鍛造と組み合わせ打撃力を強化するところにあったらしい。鍛造の過程で、日本刀の形を打ち出すことで若干の反りが生じ、それを加熱後、水槽で急冷すると、薄い刃側と厚い棟側では、冷却速度の違いなどで、膨張と収縮の度合が相違し、最終的に顕著な反りが生ずるのである。 〈第3章武器と戦闘~日本刀神話〉 美品
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