ライカ ELEITZ WETZLAR Germany ダブルレリーズ OZWTO

とても希少な、ライカ E.LEITZ WETZLAR Germany 刻印 ダブルレリーズ OZWTOの出品です。 ミラーボックス、ビゾフレックス1型、顕微鏡撮影装置等はミラーアップとシャッターを連動させなければなりません。 もともと、両者は機構的な連動は無いので、その連動はダブルレリーズによって行います。 2本のレリーズをまとめて、1個のレリーズボタンでビゾフレックスのミラーをアップし、カメラのシャッターを同時に切る機構にしています。 今回出品のものは、戦後のモデルのChrome仕上げのもので、前のモデルより扱いやすいように改良し見事な工作をしている。 戦後の初期型の中でも、レリーズロックが付いていない希少な初期型だと思われます。 経年でスレや傷は見られますが作りはさすがライカと思わせるものがあります。 後期型も発売されましたが、レリーズのチューブが金属製のものから硬質ゴムに変更になっています。 将来を考えるとこの金属製の方がいいかも知れません。 このレリーズをカメラとビゾフレックス1型等へのセット法について述べると、2本あるレリーズのうちの黒の輪が記入してあるものをビゾフレックスへ、もう1本の方をカメラのシャッターボタンへセットします。この理由は、それぞれのレリーズの内部のシャッターボタンを押すシャフトの長い方をビゾフレックスへセットします。これによって、同時にリリースしても、ビゾフレックスのほうに早く力が伝わり、ミラーをシャッターが切れる前に跳ね上げることになります。もしも反対にセットすると、ミラーが跳ね上がる前にシャッターが切れることになり、露出できないことになります。 チューブ部が一部ほんの少し曲がっていますが機能的には全く問題ありません。 最近総金属製のダブルレリーズは、なかなか探しても出て来ません。 お探しの方是非でになさってください。 完璧を思われる方、余りにも細かい事を気になさる方は、お控えください。 ライカファンだけでなく、ニコン・ハッセルファンもいかがですか。