モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第4番、第5番「トルコ風」<タワーレコード限定>
Vn:クリスチャン・フェラス
指揮:アンドレ・ヴァンデルノート
演奏:パリ音楽院管弦楽団
TDSA244
フェラスの美音を立てたパリ音楽院管弦楽団とヴァンデルノートの確固たる手綱が織り成す素晴らしいモーツァルト演奏を高音質化。収録時フェラスは27歳、ヴァンデルノートは32歳という若手同士による自然体の演奏は他に代えがたい魅力を持っています。
指揮者アンドレ・ヴァンデルノート(1927-91)の名は現在ではほぼ聞く機会はないかも知れません。30代前に仏Pathe社と契約し、以降1964年までの短い間にメジャーレーベルとパリ音楽院管弦楽団やフィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・フィルと録音を行って以降は一部のセッション録音を除いてはライヴ音源が僅かにあるだけでした。日本にも読売交響楽団への客演が1965年と翌年にありますが、1960年代半ばから海外への客演やレコーディングに疑問を持ち、以降故郷のベルギーのみを中心に指揮を行ったため、その後の航空機の発達による音楽界の均一化の波と逆行するような形で地元に留まり、活動を行っていたことによります。
フェラスとヴァンデルノートの共演盤はこのモーツァルト1枚に終わりました。フェラスは旧EMIレーベルにも多数録音を残しており、いずれも彼本来の美音が活かされた演奏として他に代えがたい魅力があります。実はフランスのオケとの盤は少なく、その意味でもパリ音楽院管弦楽団の芳醇な弦楽器群がバックのこの音源は貴重かも知れません。若手同士による演奏とは思えないほど音楽的に豊かであり、粒立ちも細かく、各楽器の音色含め、以前のフランス独自の音が蘇っていると思います。かつてここで息づいていた様式や伝統を感じさせる音質です。
●SACDハイブリッド仕様につき、通常のCDプレーヤーでも再生可能です。
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●ペット無し、非喫煙。
●あくまで素人の自宅保管品ですので、僅かなキズ・汚れ等でも気にされる方は、トラブル防止のため購入をご遠慮願います。
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