自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
日本人として忘れてはならない広島、長崎。被爆者と人の心の声の記録。吉永小百合による原爆の詩の朗読も18年を数える。祥伝社2001年刊「それぞれの、夏」に美輪明宏の章を追加した改訂版。
七人の人達の原爆との関わりは、ただ悲惨さを訴えるだけでなく、人が長い人生をどうやって生きていくのかのヒントにもなっています。戦争になり、最悪の事態になった時に人間はどうなるのかを、特に若い人達に読んでほしい本です。
目次
第1章 神への恩返し(美輪明宏)
第2章 祈りをこめて(吉永小百合)
第3章 写真の中の八月(田中キヲ)
第4章 ハチガツノニオイ(三好妙子)
第5章 夢の中の青いハイヒール(松谷英子)
第6章 あの日 今日 明日(山根巳代治)
第7章 影になった母(越智幸子)
レビューより
子どもを持って知る語り継ぐ大切さ
2006年4月28日に日本でレビュー済み
原爆のことは小学校の時からよく見聞きして分かったつもりになっていたのですが、子どもを持つようになった後に本書を読むと、改めて、原爆の被害を二度と繰り返してはならない、と感じるようになりました。
政治家や官僚は、「国益」「国策」と称して、外交や防衛政策をおもちゃのように扱いがちですが、常に犠牲にされるのは、彼らではなく、一人一人の市民である、ということをしっかり子ども達に言い聞かせてあげよう、と感じました。
戦争というのは遠い昔の出来事のように思っていました。この本に書かれている方々は原爆で死んだ人の代わりに生かされているということを言っています。