G・ラヴ&スペシャル・ソース/フィラデルフォニック　240429

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「G・ラヴ&スペシャル・ソース/フィラデルフォニック」 G・ラヴ&スペシャル・ソース定価: ￥ 2400 ヒップホップ感覚あふれるビートやラップを取り入れた新しいタイプの白人ブルース・マンという触れ込みで、94年にデビューしたG.ラヴ&スペシャル・ソース。2枚目を出した頃に取材する機会のあった僕は、その快活なキャラクターにはとても好感を持ったものの、肝心のライヴ演奏が“不良っぽい魅力”というよりは“ただのヘナチョコ”だったので哀しかった。とにかくヘタだったんだ、ギターが。だもんで、彼への興味が萎えてしまい、しばらくゴブサタしていた。この最新作を聴くに当たって、敬遠していた3枚目を慌てて聴いたような次第なのだが、なんと、コレ、カッコ良かったんじゃん! レニー・クラヴィッツ的な黒人っぽさ(つまりは黒人音楽のビートルズ的解釈という意味だが)を匂わせる曲調やコーラス・ワーク、U2に通ずるちょっとトンがった今風の音触りなど、実にカラフルなサウンド。スタイルとしてはブルースから遠ざかっているようで、魂は以前よりも遥かにブルースの本質に近づいた、みたいな深みがあった。“やっぱコイツ、タダもんじゃねえな”と株価急上昇ですよ。そしてこの4枚目もとてもイイ。基本、前作を踏襲した作りだが、バラエティという意味では前ほどきらびやかな印象は与えない。しかし、一曲一曲の歌メロやリフがよく書けてるし、スペシャル・ソースの演奏もさらに磨きがかかってる。デビュー当時のスカスカした感触は残しつつもお互いの絡み方が有機的で旨味成分は十倍百倍。お得意の自嘲気味のユーモアもさらに引き立つってもんだ。G.ラヴのギターはアコースティックもエレキも本当に味わい深くなってるし(ライヴでもそうであることを祈る)、声やハーモニカの憂いも素敵。ベースとドラムのジャジィで骨太なグルーヴには、思わず腰が動く。 (山下泰司) --- 1999年08月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より) #G・ラヴスペシャル・ソース #G・ラヴ_スペシャル・ソース #CD・DVD ⚠️プラケースにスレ有り。必ず、写真をご覧になられて、プロフィール欄をお読みいただきご納得の上、購入をよろしくお願いします。 #ta1o ←タグで検索出来ます。

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