「祖国とは国語である。日本人は文語文を捨てて何を失ったか。明治以来流入した欧米の文物は、混乱と活気と迷惑をもたらした。中江兆民、二葉亭四迷、樋口一葉、萩原朔太郎、佐藤春夫、中島敦たち諸家の名文を引き、失った父祖の語彙を枚挙し、現代口語文の欠点を衝く。」 Google Books
中央公論社・平成2年5月初版発行の山本夏彦「完本 文語文」帯付きです。装幀は多田進、挿画は藤島武二です。経年のヤケも少なく、シミや書き込み、蔵書印などもありません。
中古本であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。