資本主義がわかる本棚

「資本主義がわかる本棚」 水野 和夫 定価: ￥ 850 第1章 超長期で考える--17世紀の利子率革命vs.21世紀の利子率革命 第2章 資本主義はいかにして生まれたか--13世紀の資本論vs.21世紀の資本 第3章 中世の終わり 近代の萌芽--コペルニクス革命vs.ニクソン・ショック 第4章 日本の近現代を問う--新中世主義vs.技術進歩教 第5章 帝国とは何だろうか--帝国vs.覇権国 第6章 資本主義とグローバリゼーションの限界点--「蒐集する人」vs.「される人」 出版社からのコメント 世界はこれからどうなるのだろう? 答えは本の中にある! 「深層を流れる歴史の方向に逆らおうとするどんな努力も――この努力は必ずしも最も目につくとは限らない――、 失敗する運命にあるのだ」(『地中海』ブローデル) 「必要悪としての海賊組織があったからこそ、資本主義は発展を遂げてきた」(『海賊と資本主義』ロドルフ・デュランほか) 「自由貿易は、じっさい、もうひとつの保護主義」(『近代世界システム』ウォーラーステイン) 「現在の欧州はマキャヴェッリが経験した15~16世紀以上の危機に直面しており、革命前夜のような状況」 (『ユーロ消滅?』ウルリッヒ・ベック) ブローデル『地中海』、シュミット『政治神学』からピケティ『21世紀の資本』まで、「資本主義の終焉」を唱える著者が、53冊の書評から、グローバル資本主義の命運を占う。 著者について 水野 和夫(みずの・かずお) 日本大学国際関係学部教授。経済学博士。 1953年愛知県生まれ。77年早稲田大学政治経済学部卒業。80年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。 同年八千代証券(国際証券、三菱証券を経て現三菱UFJ証券)入社。98年金融市場調査部長、99年チーフエコノ ミスト、2000年執行役員、02年理事・リサーチ本部チーフエコノミスト、05年より三菱UFJ証券チーフエコノミスト。 10年、内閣府官房審議官を経て13年より現職。主な著書に『100年デフレ』『人々はなぜグローバル経済の本質 を見誤るのか』『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』『資本主義の終焉と歴史の危機』など多数。 #水野和夫 #水野_和夫 #本 #社会／経済・金融