悪戯（いたずら）の音楽：オックス / 「一羽の鳥が飛んできて」による変奏曲、他

収録曲 ①ジークフリート・オックス： 「一羽の鳥が飛んできて」による変奏曲 ②カール・へルマン・ピルニー： 「エスカパーデン・アイネス・ガッセンハ 　ウアーズ」 ③ウルリッヒ・ゾンマーラッテ： 「デア・アルテ・ペーター」 ペーター・ファルク：指揮 北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団 録音：1994 年 PHILIPS：446 408 - 2（輸入盤） 当盤は、ちょっと変わっています❗ だから、おもしろい‼️ 小生は、理屈抜きに楽しみました。 オックスは、ドイツの合唱指揮者・作曲家です。1882 年に自分の合唱団を創立し、1891 年にはブルックナーの「テ・デウム」のベルリン初演を行っています。 マーラーが交響曲第８番を作曲する時には、合唱に関してオックスに助言を求めていますので、マーラーの伝記等を読んだことがある方には、思いのほか知られた名前なのかもね。 ①のドイツの童謡「一羽の鳥が飛んできて」による変奏曲は、それぞれ有名な作曲家のパロディになっています。発表された時に、話題になったのかどうかは知りませんが、何と、ブゾーニが追加の変奏曲を書いています❗ ピルニーは、オーストリアの作曲家兼コンサートピアニストです。ケルンの音楽院で、へルマン・アーベントロートらに師事しています。ピルニーの最も成功した作品は、1968 年のピアノとオーケストラのための変奏曲②で、こちらもさまざまな作曲家のスタイルで変化させています。②はへたな訳ですが、「低俗な流行歌のはめをはずした行為」とでもなりましょうか 。音楽によるはめをはずした行為ですから、「いたずらの音楽」ですね。 そういえば、モーツァルトにも、自ら「音楽の冗談」という名称を付した楽しい曲がありますね❗ ①②は文句無し、ですが、ゾンマーラッテの③はちょっと落ちます（個人的な感想なので、無視してください）。 古い CD なので、1914 年生まれとのみ表記されていますが、このドイツの作曲家は 2002 年に亡くなりました。 盤面に、傷はありません。 素人検品です。傷の見落としがあっても、ご容赦願います。 出品前に、全曲の再生確認してあります。 問題なく、再生できます。 解説書に、少し汚れがあります。 写真を必ずご確認願います。 自宅で長期保管していた物です。 神経質な方は、購入を控えてください。