モーツァルト
①クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
②オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d)
アントニー・ペイ(バセット・クラリネット)①
ミシェル・ピゲ(オーボエ)②
指揮:クリストファー・ホグウッド
エンシェント室内管弦楽団
録音:1984年 ロンドン 〈デジタル録音〉
管楽器を独奏楽器に用いたモーツァルトの傑作協奏曲2曲を収録。ホグウッドがエンシェント室内管弦楽団を指揮した、オリジナル楽器による清冽で味わい深いな響きによる演奏です。クラリネット協奏曲は作曲者の原曲の意図を忠実に再現するために、低音域を拡張したバセット・クラリネットが用いられています。
とにかく、クラリネット協奏曲、これ一曲だけのために投資しても惜しくない。それほどの超名演です。凡百の現代楽器による演奏より、このアントニー・ペイのクラリネットをじっくりと聴いて欲しい。(きっと、アントン・シュタードラーってこんな演奏をしたんだろうなって思わせるほどです。)オーボエ協奏曲も古楽器ならではの柔らかい味わいを堪能できる名演揃いです。
一般的に、クラリネット協奏曲は晩年のモーツァルトを想起させ、いわゆる天国的と形容される。この演奏も無論違いないが、第二楽章以外は哀しすぎず、適度に快活な響きが心地よく、かえって深遠な印象を覚える。他の演奏を聴くたびに、繰り返しこの盤に戻ってくるので余計に良さが分かる。
自分の趣味かもしれませんが、何度も繰り返し聞聴いて来た曲はオーボエ協奏曲の方。とにかく快活で何度聴いても飽きない。このCDが古楽作品である事を忘れてしまいます。第3楽章に至っては盤が擦り切れるくらい聞いている。(レコードではないので擦り切れません、正しくは)
輸入盤【西独盤】盤面傷無し 11
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