雑誌 CUT 2004年11月号

『２０４６』徹底解剖からイ・ビョンホンからレスリー・チャンまで、アジアの麗人10人、 さらには落涙と発汗のアジア映画ベスト20など、ＣＵＴ11月号は、特集「いまこそ、アジア映画に溺れる」！ 特集「いまこそ、アジア映画に溺れる」 世界のトップ・クリエイターがこぞって賛辞を送り、ハリウッドは競ってリメイク権を買い漁り、そして我々オーディエンスはその独特の美世界にもはや興奮と愛情を抑えきれない――新しい才能が次々と勃興し、幻とも言われたウォン・カーウァイの『２０４６』が完成したこの2004年、アジア映画界は再び豊かな興隆期を迎え、世界の注目と羨望を集めています。 ●『２０４６』、遂に。 世界が待ち焦がれたウォン・カーウァイ監督の最新作『２０４６』が、遂にヴェールを脱ぐ！　クランク・インから５年、撮影中断などのアクシデントをはらみつつ、常に人々の期待と憶測、不安と興奮の熱視線を集め続けた本作。その全貌を、トニー・レオン、木村拓哉、フェイ・ウォンら豪華キャストのスペシャル・フォトと共に、徹底レポート！　鬼才カーウァイの頭脳に構想が浮かんだ、その当時の逸話から、本年カンヌ映画祭における狂騒、そしてカーウァイ＆キャストたちの肉声まで――『２０４６』、そのすべて。 ● 美しきアジアの俳優たち　 ある者は独特の湿った熱風を、ある者は落日の向こうにたたずむ哀しみを、そしてある者は現代社会が失いかけているイノセンスを、鮮やかにスクリーンに蘇らせるアジアの麗人たち、 ● 落涙と発汗のアジア映画――ベスト20 『恋する惑星』から10年――世界各国の映画祭からハリウッドまでを熱く揺さぶる、珠玉のアジア映画ベスト20。 ● レスリー・チャン　1956－2003 ゴージャスで官能的なアジアン・エンターテイメントの世界、そこには常に、レスリーがいた。アジアに咲き、アジアに散った最後の大輪の花、レスリー・チャン、その全軌跡。 特集 「かくも激しく、かくも鮮やかに――女優たちは変貌する。」 至上の美を投げ捨てるという一大決心の末にオスカーを、あるいは悲恋の果てに結婚＆出産という幸せを、あるいはハリウッド随一のヒーローに見切りをつけてキャリア・アップを、それぞれ掴んだ女優たちを特集！　いま一度、鮮やかに孵化しつつある彼女たちの魅力に迫る。