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心象風景以後 羽場 喜彌 (著) 歌集 単行本

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2013年発行帯付です。カバー帯に微スレ、微汚れ、微折れ、微キズ、小口微焼け、微汚れ、中身は書き込み、線引き、開き癖もなく概ね良好な状態です。よろしくお願いします。 散りしける桜もみぢの黄をふめばまことかそけき音立つるかな かたはらに眠れる妻はまどかなる菩薩の貌せり汗に覚むれば 性愛のことなどふとも思ひたり晩夏光ゆらぐ道あゆみ来て いささかの湿り帯たるはなびらを救ひのごとく掌に受けてゐつ 好きなもの少量あればそれでよし生の証しもお酒のことも いつしらに庭の白梅咲きさかり夕かぎろひのなかに散りゆく 髪切りて口紅つけたる老妻の若やぎて見ゆ言(こと)には出さず 子をなさぬ妻にしあれば双乳のをとめさびつつ老いてゆくらし 晩酌の一合の酒を時かけて独り呑みつつ愉しまず居り 晩酌の二合の酒にのどつまらせ悪戦苦闘の夜の酒あはれ 歌誌「心象」創刊発行人。会社経営者として半世紀近くの苦悩多き日々。齢九十を越えてなお、人生の現役たり続けたうたびとを支えたものは何だったのか。酒を愛し、妻を愛し、歌をこよなく愛した。余燼尽きるまで、なお。 『心象風景以後』は、90歳で亡くなった羽場喜彌の遺歌集になる。「あとがき」は妻の名で書かれている。1996年に『心象風景』という第一歌集が出ている。 奥付の略歴や作品によれば、医学・薬学の専門誌の出版社を経営していた。一方歌歴は「短歌草原」の柳原留治に師事、没後「心象」を創刊、以後亡くなるまで編集・発行人であった。 出版社:ながらみ書房 発売日:2013/1 ハードカバー:187ページ ISBN:9784860238544 価格:2750円 #心象風景以後 #羽場喜彌 #歌集 #心象風景 #羽場_喜彌 #月の余韻 #前川佐美雄歌集 #グロリオサの祈り #馬場あき子全歌集 #いまから猫のはなしをします #山中智恵子歌集 #ひとさらい #今日から君を愛するために #歌集_うすがみの銀河 #てんとろり #歌集_再び還らず #歌集_Dance_with_the_invisibles #葛原妙子歌集 #歌集_そらみみ #歌集_輪をつくる #えーえんとくちから #玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ #サイレンと犀 #四月の魚 #水上バス浅草行き #林檎貫通式 #キリンの子 #あの日の海 #つむじ風、ここにあります
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