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スイート川の日々 ルース•ホワイト作 ホゥゴー政子訳 福武書店

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ぽんちゃん
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〈解説文は全て独自で書いております。私見の為、無断使用はご遠慮下さい。〉 ★1991年初版発行 紙カバー付。 ★カバー=背ヤケ、天地にヨレ、表面に保管上の      スレ傷汚れ有。 ★本体=三方に経年ヤケ、シミ汚れやや有。 ★★上記以外、本文内に目立つシミ汚れ等無く、製本は堅牢でご愛読に支障は御座いません。  カバーのスレ、汚れ等気になる方はお避け下さい。  1950年代の6年間、米国の炭鉱で暮らした、寡婦と幼い姉妹、子供にだけ見える幽霊の少女達も絡んだ物語です。  25歳の母が、姉娘とジニー、9歳と6歳の娘を連れ、格安の物件に引っ越す場面から始まります。  当時の、都心との経済格差に驚愕。炭鉱の女性の服が、家畜の飼料袋を縫い直した物なんです!富裕なクランシー家(幽霊姉妹の生家)も有りますが。  地元の人気者ルー•ジーンに歓迎パーティを開いて貰い、二人は直ぐに馴染んで行きます。  順調に行くかと思われた田舎暮らしですが、悪い噂を流す名人のムーアのおばさんに、ジニー達は困らされる事になります。  何故か?ジニー達の母が若く美人で、口紅を付けて買い物に出掛けたから。ムーア曰く、化粧して他人の夫を盗もうとしてるのだ、と。  その時は、ジニーの友人が、お宅のはげちゃびんを戸棚に入れて鍵かけといたら?と言って黙らせたんですが。  更に、1950年代の米国の辺地では、女性の就職先が無い!ジニー母子は食べるにも困るようになります。  困窮の中でジニーが栄養失調となり、祖父に初めてハンバーガーをご馳走になり、その美味しさに感動するシーンは驚きです。米国でバーガーを知らない子が居たなんて!  子供にとっての6年は大きく、ルー•ジーンは妊娠してしまい(当然相手の男は失踪)狂信的な母から迫害を受け、精神を崩壊させてしまうのです。  「キャリー」の母のようです。百科事典のセールスマンに、本の代金の代わりに娘を連れて行け、と言い放つ母。  未婚だとかはどうでも良い、お腹の子が大事なんだよ!と怒鳴りつけたくなります。  土地の名士クランシー家の、鬼婆扱いの女主人とその息子が、実は全然良い人で、大団円を迎えるラストには救われます。  状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。 古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。

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