スーといっても我国での知名度はかなり低いから,知らなくても当たりまえだが,{L.A.ヴォイセス}でのヴォーカルを知る人もいると思う。この作品は84年度のグラミー賞にもノミネートされており,クールでチャーミングな魅力に夢中になる人が増えそうだ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
人気の高い「雨の日のジャズ」を始めとする若い頃の作品より、こちらのほうがボーカルに一段と磨きがかかっています。録音当時43歳の彼女の声も若く、瑞々しいです。そのボーカルをキーボード、ベース、ドラムというシンプルな構成が引き立てています。彼女の当時の夫もフリューゲルホルンでちょっと参加しています。カルロス・ジョビンの曲が2曲入っていたりと選曲もいいですね。
1984年のグラミー賞ジャズボーカル部門にノミネートされたというのも頷ける出色の出来です。これほど素晴らしい作品が廃盤になっていることが残念でなりません。
1ハウズ・ザット・フォー・オープナーズ
2ジス・ハッピー・マッドネス
3スターダスト
4ベースボール
5歌を忘れて
6ピュア・イマジネイション
7二人でお茶を
8ライディン・ハイ
9身も心も
10ノー・モア・ブルース