ほかにも思想書、人文書、エンタメ、SF、ミステリ、古雑誌など出品しております。 #二千二十三零八
【内容紹介】
◆祖母の退化論(130枚)――雪の練習生 第一部――/多和田葉子
巨大な雪野原の白紙と向き合い、自伝を書く〈わたし〉。遥かなる幼年期の記憶が呼び覚ます、白い毛皮を纏った三世代の物語。
◆表に出ろいっ!(戯曲)/野田秀樹
滅び行く世界の中の滅び行く家族。出口はどこに? 「ザ・キャラクター」と対を成す戦慄のコメディ。
百貨店残影/諏訪哲史
デカルコマニア〈短期集中連載・III〉/長野まゆみ
◆◆アジアに浸る [最終回(第十回)インドネシア]
・時を彫る男/オカ・ルスミニ
・芳香(ハルム)日記/高樹のぶ子
・苔むす文化の寛容さ=インドネシアSIA/高樹のぶ子
■連載小説
・空に梯子(九)/角田光代
・フィルムノワール/黒色影片(十)/矢作俊彦
・慈雨の音(十二)/宮本 輝
・還れぬ家(十九)/佐伯一麦
・幸福の森(三十四)/加賀乙彦
◆第9回《小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞》発表
◆第42回《新潮新人賞》予選通過作品発表
◆第43回《新潮新人賞》応募規定
◆◆新発見◆◆ 福永武彦戦後日記
終戦直後、武彦は文学の志と病魔の間に実存を引き裂かれ、妻・澄子は生活の窮状から精神の平衡を失す。長男・池澤夏樹の手で蘇る、若き文学者の凄絶な内省。
・出会いから日記まで/鈴木和子
・福永日記のこと/池澤夏樹
■ 特別対談 ■
書くことと生きることは同じじゃないか/吉本隆明+よしもとばなな
◆村上春樹における解離と超越〈短期集中連載〉/河合俊雄
第一回・ポストモダンの意識
◆〈やつし〉と〈もどき〉/磯崎 新
フレドリック・ジェイムソンの『建築における「日本的なもの」』書評に応える
■本
・舞城王太郎『獣の樹』/岩宮恵子
・奥泉 光『シューマンの指』/大野ゆり子
・辻 邦生・北 杜夫『若き日の友情――辻邦生・北杜夫往復書簡』/鹿島 茂
・長野まゆみ『野川』/鹿島田真希
・中村文則『悪と仮面のルール』/亀山郁夫
・橋本 治『リア家の人々』/小池昌代
・加藤幸子『〈島〉に戦争が来た』/日和聡子
ほか写真参照
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