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谷崎潤一郎『潤一郎ラビリンスⅠ〜Ⅳ』『春琴抄・吉野葛』『お艶殺し』計6冊

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古書ですので、シミやヤケが若干ある場合があります。 読むには全く問題ありません。 気にしない方のみご購入ください。 カバーにはグラシン紙をかけています。 『潤一郎ラビリンスⅠ 初期短編集』 荷風の激賞をうけ颯爽文壇に登場した谷崎。―清吉と云う若い刺青師の腕きゝがあった。彼の年来の宿願は、光輝ある美女の肌を得て、それへ己れの魂を刺り込む事であった。官能的耽美的な美の飽くなき追求を鮮烈に描く「刺青」ほか、「麒麟」「少年」「幇間」「飆風」「秘密」「悪魔」「恐怖」の七篇を収める、初期短編名作集。 『潤一郎ラビリンスⅡ マゾヒズム小説集』 「饒太郎」「蘿洞先生」「続蘿洞先生」「赤い屋根」「日本に於けるクリップン事件」の五篇を収める。自らマゾヒストを表明した主人公饒太郎。日本に生れたこと後悔すると言いながらも、西欧の書物から被虐の喜びを求めるひとが世界の至るところに居ることを知る。そのきわめて秘密の快楽の果ては…。 『潤一郎ラビリンスⅢ 自画像』 「己はいまだに自分を凡人だと思う事は出来ぬ」と自分の天才を疑い得ない「神童」の独白、「甘美にして芳烈なる芸術」を発表するまでの陰欝な青春を描く「異端者の悲しみ」ほか、「The Affair of Two Watches」「詩人のわかれ」。天才の名を恣にした谷崎自身の影を色濃くうつした名作四篇を収める。 『潤一郎ラビリンスⅣ 近代情痴集』 「お才やーい」。寝ても覚めてもその姿に憧れ、騙されても欺かれても執拗にお才を追い求める上州屋の“若旦那”巳之介。『お艶殺し』とならぶ毒婦もの「お才と巳之介」ほか、谷崎作品に底流する情痴の世界を描く五篇「憎念」「懺悔話」「富美子の足」「青い花」「一と房の髪」を収める。 『春琴抄・吉野葛』 美貌と才気に恵まれた盲目の地唄の師匠春琴。その弟子佐助は献身と愛ゆえに自らも盲目となる――代表作『春琴抄』と『吉野葛』を収録。 『お艶殺し』 駿河屋の一人娘お艶と奉公人新助は雪の夜駈落ちした。幸せを求めた道行きだった筈が。気ままな新生活を愉しむ女と破滅への意識の中で悪を重ねてゆく男。「殺人とはこれほど楽な仕事か」―。文学とは何か、芸術とは何かを探求した「金色の死」併載。 #谷崎潤一郎

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