バッハ
①チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
②チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
③チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
トレヴァー・ピノック(指揮、チェンバロ)
イングリッシュ・コンサート
録音:1979年、1980年
伝統ある古楽レーベル“アルヒーフ”の代表的な名盤。チェンバロの名手としても知られるピノックの弾き振りによるバッハのチェンバロ協奏曲集の第1集です。。
正統派の演奏、曲想といいテンポといい斬新になりすぎず、とてもバランスがよい。チェンバロと各楽器とのアンサンブルもよく、ともに一つの音楽性を目指し、センスのよい音楽を展開してくれる。
一時期流行っていた古楽器による表現力乏しいサウンドは基本的に好きではないが、このピノック&イングリッシュ・コンサートはだけは別です。古楽器演奏でよくありがちな、博物館的わざとらしい演奏スタイルではなく、表現豊かな現代風の演奏スタイルであるからです。バッハのチェンバロ協奏曲全集ではカール・リヒター、レイモンド・レッパードと並ぶ名演奏版として歴史に残るでしょう。 録音音質もたいへん素晴らしい。
歯切れの良いテンポで、聴いていて心踊るような爽快感に溢れ、演奏が充実しています。重すぎず、軽すぎず、楽しく聴けます。溌剌としており「後味爽やか」な演奏。余分なものをそぎ落とした感じであるが、決して単調な演奏にはなっておらず、聴いていて心地良い。 ピノック/イングリッシュ・コンサートの実力が如実に表されていると思う。
チェンバロ協奏曲第1番は、バッハのチェンバロ協奏曲の中でも最も規模の大きな作品で、大変充実した壮大な作品です。3つの楽章の構成は、両端が急速楽章で間に緩徐楽章がはさまるという風になっていて、ヴィヴァルディの様式を踏襲しています。この協奏曲は、昔から高く評価されてきました。確かにチェンバロ協奏曲として作曲されたオリジナル作品ではないかと思えるぐらいによくできた協奏曲です。壮絶なエネルギーを秘めたパッション溢れる作品です。
国内盤、帯無し、盤面傷無し
*まとめ買い値引き致します(要事前コメント)
追加1点に付き各150円引き
10点以上は全品150円引き
(単品購入での値引きはご容赦ください)