発行1977年1月30日 初版
著者 笠井叡
装幀·装画 中西夏之
笠井叡(1943~)舞踏家、振付家、オイリュトミスト[オイリュトミーとは、ルドルフ·シュタイナーによって創造された運動を主体とする芸術舞踏ないし総合芸術、パフォ―ミング·ア―ツであるとも言われる。オイリュトミストとはその専門家。]
ここに収められた文章は笠井氏が1960年代初頭から1970後期にかけて書いたものです。
―ここに見られるような分裂気質が、自分にいつ頃始まったのかさだかではない。私のこのような分裂と思考錯誤を見守る何ものかがあった。それは私自身の個体をはるかに超えた、ひとつの力であったように思える。それを私はあえて神とは呼ばずに、精霊と呼んだ。(著者あとがきより)
Ⅰ 肉体と悪魔
秘教主義的教理と現象学
女神論
肉体の位相学
文明は肉体の内に死滅せよ
夢の裏
闇のなかの闇
ネクロフィリア
Ⅱ 星雲体に
自由の塔
誉れ高き天使館の会員に捧ぐ結社
設立に関する覚え書
天使館要綱
宇宙の革命
『天照大御神への鎮魂の舞ひ』ある
いは天皇論のための序
無理の砂漠
何故素戔鳴は舞踏するか
素戔嗚舞踏団九州公演のためのメ
ッセ―ジ
終末の堕天使 月読蛭子の舞
あとがき
14×20 248P
写真1~8.外函の全体に汚れやシミがございます。帯が傷んでおります。
写真9~11.見開きにシミがございます。
写真12~15.天、小口、底にシミがございます。
本文は綺麗です。本文の写真が黄ばんで見えるのは、光の当たる加減です。
その他気づかない汚れシミ等あるやもしれません。
購入して年数が経っております。ご理解よろしくお願いいたします。