モーツァルト
①協奏交響曲 変ホ長調 K.364
(ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための)
②協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための)
指揮:カール・ベーム
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
トーマス・ブランディス(ヴァイオリン)①
ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ)①
カール・シュタインス(オーボエ)②
カール・ライスター(クラリネット)②
ゲルト・ザイフェルト(ホルン)②
ギュンター・ピースク(ファゴット)②
録音:1964年、1966年
交響曲と名前がついていますが、複数の楽器を独奏者とする協奏曲です。①はヴァイオリンとヴィオラの独奏と掛け合い、②はオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットを独奏者とする協奏曲です。モーツァルトの魅力がいっぱい詰まっているのが協奏曲なので、この2曲も当然聴き逃せません。しっとりとした情感を帯びたしなやかな表情と優雅な感覚、正確無比なテンポ感と確信に満ちた造型によるこの演奏は、古楽器演奏が全盛となった現代でも全く色褪せることはなく、逆にますますその輝きを増しているかのようです。ベームはそれぞれ1970年代にウィーン・フィルと再録音しています。①はウィーン・フィル盤と甲乙つけがたい出来です。②は2017年刊行の名曲名盤500で第1位に選定されており、ウィーン・フィル盤より高い評価です。
モーツァルトの2曲ある協奏交響曲を1つにおさめたCDは、意外にも本盤くらいしか見当たりませんが、間違いなく本盤はその決定盤とも言うべき永遠の名盤です。何よりも、全盛期のベーム、そして、名うての名プレーヤーが数多く在籍していた黄金時代のベルリン・フィル、そして、当時、最も脂が乗っていたベルリン・フィルの名プレーヤーの三者がそろい踏みである点が大きいです。ベームの指揮は、厳しい造型を重視した緻密なものですが、モーツァルトに深い愛着を持っていただけに、どこをとっても気品のある美しさに満ち溢れています。各ソロ奏者も最高のパフォーマンスを示しており、ベルリン・フィルも極上のアンサンブルでそれに応えています。
国内盤、帯無し、盤面傷無し 10
プラケース少しすれあり
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