名画の謎 旧約・新約聖書篇
中野 京子
文春文庫 2016
矛盾があるからこそ名画は面白い! 「創世記」からイエスの生涯、「最後の審判」などのキリスト教絵画を平易かつ魅力的に解説。
難解な宗教画が一気に魅力的に!
「アダムにはないはずの臍が絵に描かれているのは?」「イエスが12月25日生まれとは聖書のどこにもない!」「磔刑にされたイエスが見た光景とは?」旧約・新約聖書に登場する様々なドラマと絵画の世界を深く楽しく解説したシリーズ第二弾。矛盾までが絵の魅力となることを解き明かす驚きと教養に満ちた一冊。カラー名画31点。
目次
旧約聖書の章
鼻はやめて指に―ミケランジェロ『アダムの創造』
知恵と引き換えの死―クラナハ『楽園』、マザッチョ『楽園追放』
人類初の殺人者―コルモン『カイン』
天までとどけ―ブリューゲル『バベルの塔』
神様は謎かけばかり―レンブラント『イサクの犠牲』
颯爽たる脇役―ドラクロワ『ヤコブと天使の闘い』
ヴィルマン『ヤコブの夢のある風景』
愛はあったのか?―ルーベンス『サムソンとデリラ』
美女と生首―ジェンティレスキ『ユーディトと侍女』
アッローリ『ホロフェルネスの首を持つユーディト』
大罪は七つだけ?―ボス『七つの大罪と四終』
新約聖書の章
おめでとう、と言われても…―ダ・ヴィンチ『受胎告知』
誰も気づかない―ブリューゲル『ベツレヘムの人口調査』
有名人と記念撮影―ボッティチェリ『東方三博士の礼拝』
洗礼と生首―フランチェスカ『キリストの洗礼』、クリムト『ユーディト2/サロメ』
弟子たち―カラヴァッジョ『聖マタイの召命』
マグダラのマリア―ティツィアーノ『悔悛するマグダラのマリア』
最後の晩餐―ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』
裏切り者の接吻―ジョット『ユダの接吻』
イエスは見た―ティソ『十字架上のキリストの見たもの』
ベラスケス『キリストの磔刑』
ヨハネ黙示録―デューラー『黙示録の四騎士』
子が偉大なら母もまた―ティツィアーノ『聖母被昇天』
裁きの日が来たら―ミケランジェロ『最後の審判』ほか
カバーに少しスレ・ヨレが見られますが中はとてもきれいです。
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