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ブラームス 交響曲第2番 - アバド/ベルリンフィル 1988

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Claudio Abbado / Berliner Philharmoniker 1988 Deutsche Grammophon /ポリドールF00G20477 (DG 427 643-2) 20:57 / 9:58 / 5:20 / 9:43 第1楽章提示部繰り返しあり 第1楽章:中。提示部反復がなければ15:34ほどの演奏時間になる。提示部第二主題の後半から提示部小結尾にかけて軽く加速しているのがやや独特。軽いテンポの揺れ動きも所々で見られる。強調するところははっきり強弱をつけている。その割にしなやかで旋律の歌わせ方も良く、推進力も十分ある。そしてベルリンフィル(BPh)は実に良い音色を出している。良く歌っている上に、充実している。長年のパートナー、カラヤンと切れた時期であり、次期シェフたる(決定は1989年)アバドとの演奏に気合いが入ったのも当然かもしれない。 以上のように言うことなしの演奏のように思える。しかし惜しいことに大きな欠点が存在する。提示部の繰り返しである。一体何を考えているのか、こんな長い楽章で5分以上もの繰り返しを聞かせるとは見識を疑う。編集してカットしたいぐらいだ。 第2楽章:中。中間部はやや速くなるが、ベーム1977盤と同じく、許容範囲内である。中間部後半もやや速め。自然な速度変化であり、劇的な効果も感じられる。これはこれで悪くない。旋律の美しさがよく出ているし、よく歌っている。美しくも雄大な演奏。BPhが厚みのある良い響きを出している。 第3楽章:中程度の速さ。滑らかでよく歌っている。中間部の躍動感もなかなか良い。 第4楽章:中速で充実した名演。滑らかな美しさと雄大さが同居している。緩徐部分の歌わせ方も優れている。コーダは息の長いアッチェレランドがかかり、ベームやザンデルリンクより劇的な解釈となっている。節度は保っており爆演にはなっていない。ここでもBPhは弦、管共良い音響を最大限の巧さで演奏している。 総評:中庸を得たテンポであること、ブラームスらしいリズムと旋律を滑らかに歌い上げているところのバランスが良いことなど非常に良い演奏である。アバドとこの曲との相性の良さが窺える。返す返すも第1楽章での繰り返しが残念だ。それさえなければ推薦盤になりうるのに
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