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【売約済】グルダ(p) アバド/モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第21番

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モーツァルト ①ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466 ②ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467 フリードリヒ・グルダ(ピアノ) 指揮:クラウディオ・アバド ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  録音:1974年9月 あらゆる点で完璧なモーツァルトがここにある。神々しく光り輝く宝石のような音色、可憐にささやきかける優しい歌! 最高のモーツァルト弾き、グルダのピアノの至芸には、ひたすら惚れぼれ聴きこむしかない。とりわけアバド指揮ウィーン・フィルと共演したこの録音は、威厳と品格に満ちた管弦楽もすばらしく、ピアノと弦や木管がからみ合いながら、細部まで冴えに冴えていく音楽の表情が抜群にみずみずしい。 胸を締め付けられるような哀愁の20番、極上の気品とエレガンスに酔う21番、どちらも、人類の宝とでもいいたくなる永遠の名演奏である。 グルダのピアノは、曲想を心を込めて描き出して行くという真摯なもの。そのアプローチは、楽曲の魅力をダイレクトに聴き手に伝えていこうという自然体の姿勢であり、モーツァルトの音楽特有の優美さをいささかも損なっていないのが素晴らしい。それでいて、時として見られる寂寥感の描出についても抜かりはなく、全体として、いかにもドイツ風の重厚かつシンフォニックな演奏を行っている点を高く評価したい。第21番の第3楽章においては、グルダならではの自作のカデンツァを聴くことができるが、ここでは、常々の自由奔放なグルダを垣間見ることが可能であり、演奏全体に新鮮さを与えている点も見過ごしてはならない。このようなグルダを下支えするのが、アバド&ウィーン・フィルの素晴らしい好演ということになるであろう。当時のアバドは、イタリア人指揮者ならではの豊かな歌謡性と、音楽の核心にひた向きに切り込んでいこうという生命力溢れる気迫がマッチングした素晴らしい名演の数々を生み出していたが、本演奏においても、そうしたアバドの指揮は健在である。若きアバドの指揮の下、ウィーン・フィルが素晴らしい演奏を繰り広げている点も特筆すべきであり、演奏全体に適度な潤いと奥行きの深さを与えているのを見過ごしてはならない。録音は1970年代のものとは思えないような鮮明さである。 国内盤、帯無し、盤面傷無し S.Kudo様 *まとめ買い値引き致します(要事前コメント)
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